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「秘密結社KKKの日常生活」を伝える写真集

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米国南部を本拠とする白人至上主義の秘密結社「クー・クラックス・クラン」(KKK)の若い女性メンバーが、婚約者の見ている前で、オーダーメイドの結婚式用ベールを着てポーズを取っている。

別の場所では、「グランド・ウィザード」と呼ばれるKKKの最高幹部が、ペレット銃でゴキブリを狙い、彼の妻と名付け子は、流れ弾に当たらないように身をかがめている。

注目すべきこれらの写真は、報道写真家アンソニー・S・カレン氏が、1年にわたるプロジェクトで得た成果のごく一部にすぎない。同氏は8月中旬、ルイジアナ州に本拠を置くKKKの分派集団「Dixie Rangers」等を撮影した写真集『White Pride』をiOSアプリで発表した。

2005年時点では、全米にKKK系の団体が100~158あり、総勢で約3000人のメンバーがいると推定されていた。全国組織は1927年に崩壊しており、横のつながりはほとんどないとされるが、地下組織化が進んでいるとの疑いももたれている


「Dixie Rangers」のメンバー「リトル・チャーリー」が、婚約者の見ている前で特注の結婚式用ベールを見せている。

カレン氏は、2005年に初の写真集『The Invisible Empire: Ku Klux Klan』を出版したが、KKKのほかにも、秘密主義で知られる世界中の団体のいくつかに近づくことに成功している。その中には、(多くの差別的攻撃的発言と行動で知られる)ウエストボロ・バプティスト教会のほか、ハイチやニューヨーク市にあるブードゥー教のコミュニティーなどがある。

カレン氏はそのほかに、「Friends in Deed」「Smile Train」「the Humane Society」といった慈善団体の撮影も行ってきた。

秘密主義の集団に入り込むことができた理由について、カレン氏は「FotoEvidence」でこう語っている。「私は、彼らとともに時間を過ごし、彼らが言わずにいられないことに耳を傾け、どの人とも、一人の人間として付き合う。彼らの信じていることを私が信じる必要はないが、誰かの立場に立ったときはいつも、判断を下さずに見守るべきだ、と感じるんだ」

米国の元海兵隊員だったカレン氏は、「Slate」の取材に対し、KKKのような団体から彼が得られた信頼とは、「常に機会が認められることであり、誰かの個人的な領域にカメラを持って入っても、何も言われずに受け入れてもらえることだ」と語っている。

「KKKメンバーの日常生活」

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A day in the life of the KKK
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[Sara C Nelson(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]