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「嫡出子」欄を削除した出生届の交付中止 法務省からの指摘受けて兵庫県・明石市

2013年10月05日 15時58分 JST | 更新 2013年10月07日 18時09分 JST
時事通信社

兵庫県明石市は10月1日から、全国で初めて、結婚した男女間に生まれた「嫡出子(婚内子)」か、「嫡出でない子(婚外子)」かを記す項目を削除した独自の出生届けを導入していたが、4日に当面の間交付しないことを決めた。朝日新聞デジタルが報じている。

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NHKニュースによると、戸籍法では、出生届には「嫡出子」か「嫡出でない子」かを記入するよう義務づけているが、9月26日、最高裁判所が憲法に違反していないものの「自治体の事務処理上、不可欠とは言えない」と指摘していた。これを受け、明石市は「嫡出子」かどうかを記入する欄をなくした出生届を導入したという。

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(明石市役所のホームページに記載されている「出生届の記載例」)


これに対し、3日、神戸地方法務局はこの出生届を使用しないよう文書で指示。さらに、谷垣禎一法相は4日の記者会見で「市区町村が独自に出生届の様式を定めることを法律上許されておらず、極めて遺憾」と不快感を表明。「手順、段取りをきちんと踏むのが大事。特に戸籍事務は全国の統一性がきわめて重要」と述べたという。

法務省から「法令違反」と指摘されたことを受け、導入からわずか4日で独自の出生届交付の中止を決めた明石市は「混乱を避けるための措置」と説明。すでに数人が新しい出生届を持ち帰っているが、提出された場合は受理するという。

今回の問題については、Twitterでも意見が分かれ、嫡出子かどうかの記入欄のない出生届を使って欲しいという意見や、法令を守るという観点から谷垣法相に賛同する意見などがあった。

※明石市役所が出生届の「嫡出子」の欄をなくそうとしたことについて読者の皆さんはどう思いますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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