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袴田事件で「無罪の証拠」 死刑確定判決と矛盾する証言が浮上

2013年11月18日 01時38分 JST | 更新 2013年11月18日 01時59分 JST
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1966年に静岡県で一家4人が殺害され、放火された事件で死刑が確定した袴田巌(はかまだ・いわお)死刑囚について、判決を覆す可能性がある証言が明らかになった。袴田死刑囚は第2次再審請求中で、弁護団は無罪の証拠の一つとして12月2日に提出する最終意見書に盛り込む方針だ。MSN産経ニュースが以下のように伝えている。

同じ社員寮だった同僚2人が事件当時、県警の事情聴取に「サイレンを聞いて部屋を出ると、袴田(死刑囚)が後ろからついてきて、一緒に消火活動をした」と話していたことが17日、弁護団への取材で分かった。

(MSN産経ニュース『「一緒に消火した」 袴田事件、元同僚2人証言』2013/11/18 09:54)

確定判決では、事件直後に袴田死刑囚を見た者はいないとしていただけに、この証言がきっかけとなって再審が開かれる可能性が出てきた。静岡地検が今年7月に開示した証拠130点の中に含まれていたという。コトバンクでは「袴田事件」について、以下のように解説している。

1966年、静岡市清水区(旧清水市)でみそ会社「こがね味噌(みそ)橋本藤作商店」専務の一家4人が殺害、放火され、従業員だった袴田巌死刑囚が強盗殺人、放火などの容疑で逮捕、起訴された。犯行時の着衣の証拠は公判途中までパジャマだったが、事件発生から約1年2カ月後、大量の血液の付いた「5点の衣類」が見つかり、検察側は、これを着衣とした。一審・静岡地裁は、死刑を言い渡し判決が確定した。

袴田事件 とは - コトバンク

袴田事件と並んで「冤罪では?」と指摘されてきた足利事件では、逮捕から18年あまりたった2010年になって菅家利和さんに無罪判決が言い渡されている。死刑判決から45年以上も拘束され、「世界で最も長く収監されている死刑囚」として、ギネス世界記録に認定された袴田死刑囚は冤罪だったのか。裁判の行方に注目が集まっている。

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