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イエレン氏がFRB初の女性議長に正式決定 アメリカ上院が承認

2014年01月06日 22時26分 JST | 更新 2014年01月08日 00時12分 JST
Mark Wilson via Getty Images
WASHINGTON, DC - DECEMBER 16: Federal Reserve Vice Chairman Janet Yellen attends the Federal Reserve centennial commemoration at the Federal Reserve building, on December 16, 2013 in Washington, DC. The Federal Reserve marked its one hundred anniversary with commemoration ceremony with former, current and future chairmans. (Photo by Mark Wilson/Getty Images)

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米上院本会議は6日、イエレン氏(67)の次期米連邦準備理事会(FRB)議長就任を賛成多数で承認した。今月末に任期が満了するバーナンキ議長の後任に、FRB創設来初めて女性が就くことが正式に決まった。

表決は、賛成56票、反対26票。多くの野党共和党議員が反対票を投じた。

FRBはバーナンキ体制の下、2008年終盤に政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標をほぼゼロ%に引き下げ、その後も量的緩和(QE)と呼ばれる大規模な債券買い入れを3度導入し長期金利の抑制を図ってきた。

現在FRB副議長のイエレン氏は、サンフランシスコ地区連銀総裁時代から、こうした措置が雇用拡大や経済成長押し上げにつながると主張してきた。

確かに、一連の措置緩和政策の効果は表れ始めている。失業率は11月に7%と5年ぶりの水準に低下。第3・四半期の成長率はほぼ2年ぶりの高水準を記録した。

そうした状況下でFRB議長としてイエレン氏が取り組む課題は、先の金融危機やリセッションに対応した超緩和的金融政策の正常化だ。

FRBは昨年12月、QEの縮小に着手することを決めた。バーナンキ議長は、想定通り景気回復が進めば、QEが2014年終盤までに終了すると予想した。

共和党や、FOMCのタカ派からは、QE縮小に踏み切るのが遅すぎるとの批判や、QEの副作用としてインフレや資産バブルを懸念する声が出ているが、アナリストは、「イエレン議長」が、インフレがFRBの目標である2%を大幅に下回っている限り、これまで通りハト派スタンスを継続すると予想している。

民主党大統領指名のFRB議長誕生は、カーター大統領(当時)に指名され、1979年に議長に就任したボルカー氏以来。

バーンナンキ議長も、グリーンスパン前議長も、初指名は共和党の大統領(ブッシュ大統領、レーガン大統領)で、民主党の大統領に再任されている。

[ワシントン 6日 ロイター]