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『ザ・インタビュー』で、YouTubeが新たな分野に挑戦? 北朝鮮題材の映画

2014年12月26日 02時39分 JST | 更新 2014年12月26日 02時49分 JST
Sony Pictures Entertainment

米グーグル傘下の「ユーチューブ」は、北朝鮮を題材にした映画「ザ・インタビュー」のネット配信をきっかけに、ネットフリックスやアマゾン・ドット・コムの有料動画ストリーミングサービスに対する本格的なライバルとして認識されるようになるかもしれない。

同映画を製作したソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)はサイバー攻撃を受け、映画公開を見送っていたが方針を転換。24日からユーチューブなどを通して同作品をネット配信すると明らかにした。

調査会社フォレスター・リサーチのアナリスト、ジェイムズ・マキヴェイ氏は「一般に無料のコンテンツ向けと考えられているユーチューブにとって、プロフェッショナルな有料コンテンツも公開できると世界に示す大きなチャンスだ」と指摘した。

ユーチューブはここ数年、自作動画の投稿サイトとしての自社のイメージを刷新し、よりプロフェッショナルなコンテンツに軸足を移そうとしている。

今回の映画配信でグーグルにとってリスクとなるのは、ユーチューブがソニーを狙ったハッカーらの標的となる可能性だが、セキュリティー分野のアナリストらは、グーグルがサイバー攻撃に対する強固な防衛力を備えていると指摘する。

「ザ・インタビュー」はユーチューブのほか、グーグルのコンテンツ配信サービス「グーグルプレイ」、米マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox」を通してレンタル、もしくは購入が可能になる。このほか、SPEが同映画のために立ち上げたウェブサイトからも入手可能になる。料金はレンタルが5.99ドル、購入が14.99ドル。

ただ今のところ、ビデオ・オン・デマンド方式で同映画を配信することに合意したケーブルテレビ、もしくは衛星テレビ会社はない。

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北朝鮮の日常(写真集「隣人。38度線の北」より