1989年にオープンし、2014年の12月12日で25周年を迎えるスウェーデン北部のユッカスヤルヴィにあるアイスホテルは、ホテルのウェブサイトの説明によると「世界初であり、最大の雪と氷でできたホテル」で、スウェーデン政府によって保護されているアートでもある。
アイスホテルは、天候のいい場合にのみオープンするが、1000トンの氷および3万立方メートルもの雪と氷の塊を集める作業や、デザイン・設計の作業などは、ほぼ1年を通して行われている。
そしておよそ100人がかりの作業によって、雪と氷の塊は魔法のような約65室の部屋に生まれ変わる。過去の宿泊客らのレビューによれば、その素晴らしさをすべて堪能したいなら「実際に自分の目で見るしかない」という。
アイスホテルは、世界中からアーティストを募集し、毎年違うデザインで建設される。今年は、11カ国から集められた42名のアーティストが、部屋のデザインを手がけたり、作品を展示したりしている。
雪と氷でできたアイスホテルの部屋の温度は、常にマイナス5度。宿泊は遠慮したいが、アイスホテルの雰囲気を楽しみたいという人は、雪と氷でできた、世界的に有名な「アイスバー」でドリンクを楽しむこともできるし、ホテル内には普通のレストランもある。
また、氷でできた教会もあり、結婚式を挙げることもできる(文末スライドショーに写真あり。年間およそ150カップルが結婚式を挙げるという)。
そうした宿泊客以外の客も含めると、このアイスホテルを訪れる顧客は年間で約5万5000人にも上るという。
この冬、ぜひともアイスホテルのアートスイート、ノーザン・ライツルーム、アイスルーム、スノールームに泊まりたいという方は、こちらの2014/2015年料金表で確認できる。暖かい部屋に泊まることも可能だ(驚くべきことに、アイスホテルにも暖かい部屋があるのだ!)
現地への交通手段は、飛行機、電車、車、スノーモービルのほか、犬ぞりでもアクセスできる。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]
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