アメリカが記録的な寒波(日本語版記事)に見舞われた1月上旬、見事な氷に覆われたミシガン湖岸の灯台の写真がTwitter上で一気に拡散した。
「ミシガン湖にあるこの灯台を、極寒が氷の宮殿に変えた」
確かにすごい写真だ。撮影地のミシガン州セントジョセフは本当に、凍り付いている。1月6日(現地時間)の気温は華氏マイナス6度(摂氏マイナス21度)まで下がったと、気象サイト「Weather.com」も伝えている。
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しかし、今回の拡散には誤解が伴っていたと指摘するのは、「BuzzFeed」のマイク・ヘイズだ。
プロの写真家ジョン・マコーミック氏がこの写真を撮影したのは、実は今年ではなく、昨年の2013年1月23日だというのだ。
ならば、今年のセントジョセフの灯台は、北極から冷気を運ぶ「極渦」現象がもたらす大寒波の影響を受けていないのだろうか。事実はまったく逆だ。
Mashableの記事によると、この灯台は現在、昨年マコーミック氏が撮影した時より「いっそう厚い氷」に覆われているという。
巨大な美しい氷柱と化した、凍台ならぬ灯台の写真をご覧いただきたい。写真家ジョシュア・ノーウィッキ氏が1月7日朝に投稿したものだ。
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[Dominique Mosbergen(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]
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