Huffpost Japan

小保方晴子氏、告発される 盗んだとされるES細胞とは

投稿日: 更新:
OBOKATA
Haruko Obokata, a researcher at Riken research institution, attends a news conference in Osaka, Japan, on Wednesday, April 9, 2014. Japans Riken research center said on April 1 some data were falsified in a pair of studies that had outlined a simpler, quicker way of making stem cells. Obokata, who had led the studies, told reporters today she was able to replicate STAP stem cells more than 200 times. Photographer: Tetsuya Yamada/Bloomberg via Getty Images | Bloomberg via Getty Images
印刷

理化学研究所(理研)の元研究員、石川智久さんは1月26日、小保方晴子氏がES細胞を盗んだとして、窃盗容疑で兵庫県警に告発状を提出した。神戸新聞やテレビ朝日などが報じている。

告発状によりますと、小保方氏が名声や安定した収入を得るため、STAP論文共著者の若山照彦教授の研究室からES細胞を無断で盗み出したなどとしています。
理化学研究所OB・石川智久さん:「真面目にコツコツと研究をしている研究者の怒りを含めて、代表して刑事告発をするに至った」
一方、小保方氏の代理人は、刑事告発されたことに関してコメントしていません。警察は、告発状を受理するかどうか慎重に検討するとしています。受理された場合、一連の論文不正問題に捜査機関が介入する異例の事態となります。
「ES細胞盗み出した」?理研OBが小保方氏を刑事告発 2015/01/26 17:50)

小保方氏は2014年1月にSTAP細胞の論文を発表。しかし直後からネットで論文不正を指摘する声が広まり、「世紀の発見」はスキャンダルに発展した。8月には論文の共著者だった笹井芳樹氏が自殺。12月には理研の調査委員会が「ES細胞の混入による不正」と断定し、小保方氏は理研を退職していた。

ES細胞は、さまざまな体の器官の細胞に変化できる、いわゆる「幹細胞」の一種。受精卵から取り出して作製される。iPS細胞は受精卵でなく、他の体細胞に遺伝子を導入する。これに対し、発表当初のSTAP細胞は、体細胞を刺激するだけで万能細胞に変化するとしていた。

受精卵の一段階である胚盤胞から取り出した内部細胞塊から樹立されるES細胞や、体細胞に特定の遺伝子を導入することにより樹立されるiPS細胞はすべての細胞に分化することが可能(万能細胞)。

幹細胞(かんさいぼう)とは - コトバンク