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遺体取り違えられて25年 死んだと思われていた男が現れる

2015年03月12日 15時55分 JST | 更新 2015年03月12日 16時05分 JST

約25年前に東京都狛江市で見つかった男性の遺体を警視庁が別人と取り違え、無関係の人に遺骨を引き渡していた。亡くなったと思われていた男性が現れたことで発覚したという。3月12日、毎日新聞などが報じた。

同庁刑事総務課によると、89年12月、狛江市内の公園で中年男性の遺体が見つかった。調布署による司法解剖の結果、死因は心不全と判明。翌90年1月に家出人捜索願が出された調布市在住の40代の男性(当時)と特徴が似ていたため、妻やきょうだいに確認したところ「本人に間違いない」と話したという。このため、調布署は遺骨を家族に返し、死亡届が出された。しかし、実際には男性は生存しており、男性が家裁に申し出たという。
 
警視庁:「死亡届の男性が生存」…26年前に遺体取り違え - 毎日新聞より 2015/03/12 12:54)

男性は2014年、都内の自治体に生活保護の受給を申請。その際に自分が除籍されていたことがわかり、「自分が死んだことになっているのはおかしい」と裁判所に出頭したため、取り違えが発覚した

当時、警視庁はDNA型鑑定や指紋による身元確認は行っていなかった。刑事総務課の加藤芳雄課長は、「事件性がなく、家族の確認も得たので安心してしまったようだ」と述べた。遺体の身元は依然として不明。

なお、関西医科大学法医学講座のホームページによると、火葬された遺骨では「通常のDNA鑑定を行うのが極めて困難」だという。

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