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「福島をロボットバレーに」 菊池製作所の南相馬工場に大型ドローンなど集結(画像集)

2015年03月13日 21時13分 JST | 更新 2015年03月13日 21時13分 JST
Kenji Ando

福島第一原発事故による避難指示が続く福島県の南相馬市小高区に、ロボット開発の拠点が誕生した。菊池製作所・南相馬工場で3月13日、同社が各大学と共同開発しているロボットたちの成果発表会が開かれた。放射線計測装置を搭載できる大型の無人飛行機(ドローン)や、世界初の4腕式の災害対策ロボット、歩行困難な人をサポートするアシストロボットなどがお披露目された。同工場では4月から、これらのロボットの開発を本格的にスタートする。

南相馬工場は、震災に伴い閉鎖されたエプソントヨコムの工場跡地を再利用した施設だ。小高区は福島第一原発から20km圏内にあり、宿泊はできないが、日中の立ち入りはできる避難指示解除準備区域に指定されている。政府は福島県の沿岸部を、ロボットの実用化に向けて規制緩和する「福島浜通りロボット実証区域」の公募を4月から開始することを、10日に発表しており、菊池製作所はそれに向けた先行事例となりそうだ。

発表会に来賓として出席した内堀雅雄・福島県知事は「こういったロボット産業を伸ばす動きを県としても積極的に支援し、国とともに福島を(ロボット産業が集まる)『ロボットバレー』にしていきたい。メイド・イン・南相馬、メイド・イン・福島のロボットが、これから国内外で活用されることを期待しています」とコメントしていた。

  • 4本の腕を持つ災害対応ロボット
    Kenji Ando
    早稲田大学と共同開発した、世界初の「4本の腕を持つ」災害対応ロボット“Octopus(オクトパス)”。4つの腕と4脚のキャタピラで移動することから、この名前がついた。遠隔操作することで、ガレキ処理や、消化作業など大型建設機械が入れないような複雑な地形や、狭い災害現場で活躍できるという。福島第一原発の廃炉作業への活用に期待がかかっている。

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  • 大型ドローン
    Kenji Ando
    直径2.4mの大型ドローン。千葉大学の野波健蔵教授の研究チームと共同開発した。同大学の藤井知(ふじい・さとし)教授は、「大型で有線給電型という特徴がある。放射線を計測できる20kgのガンマカメラを搭載して、空中で静止しながらホットスポットを発見することで、効率よく除染に繋げていくことなどができる」と説明した。
  • 「災害対応避難アシストロボット」
    Kenji Ando
    内堀雅雄・福島県知事が乗り心地を試している。歩行困難な人や高齢者の歩行を補助し、自力で迅速に避難することを可能にする移動支援ロボットだ。
  • リズム歩行アシスト「Walk‐Mate」
    Kenji Ando
    東京工業大学が開発した高齢者や障害者の歩行をサポートするロボット。ロボットと人間の歩行リズムが同調するのが特徴だ。
  • 小型ドローン「ミニサーベイヤーMS-06VL」
    Kenji Ando
    南相馬工場で4月から生産開始する小型ドローンを説明する千葉大学の藤井知教授。ヘリコプター型で直径90cmほど。プログラムに従い高さ1000m程度まで自動飛行し、約10kmの連続航行が可能だ
  • レスキューロボット
    Kenji Ando
    菊池製作所が開発した自立的に避難できない要救助者を遠隔操作により救助・運搬するロボット。

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