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「たま駅長」逝く 世界的に愛された和歌山電鉄の三毛猫(画像)

2015年06月24日 19時19分 JST | 更新 2015年06月24日 20時25分 JST
TORU YAMANAKA via Getty Images
A woman strokes 'Tama', a nine-year-old female tortoiseshell cat wearing a stationmaster's cap of the Wakayama Electric Railway, as the feline sits on a ticket gate at Kishi station on the Kishigawa line in the city of Kinokawa, in Wakayama prefecture on May 22, 2008. The number of passengers who travel along the line increased 10 percent for the year to March 2007 from the previous year, credited to Tama after the 'stationmaster' cat appeared at the unmanned small station. AFP PHOTO/Toru YAMANAKA (Photo credit should read TORU YAMANAKA/AFP/Getty Images)

和歌山電鉄の終着駅、貴志駅のマスコットとして人気を集めていたメスの三毛猫「たま駅長」が6月22日、急性心不全のため病院で死んだ。16歳。朝日新聞デジタルが伝えた。

葬儀は近親者で営んだという。28日に社葬を営む。

和歌山電鉄と「たま駅長」

和歌山電鉄は、赤字を理由に2006年4月に南海電鉄から分離されたローカル線。「たま」は元々、無人駅の貴志駅の隣で、売店を委託されていた「小山商店」の小山利子さんが飼っていた。人なつっこい性格で、乗客ら訪れる人にかわいがられているのを、和歌山電鉄の小嶋光信社長が目をつけ、2007年1月5日に「駅長」に任命した。給料は長寿のお守りと1年分のキャットフードだった。

新聞やテレビで大きく取り上げられ、「たま」見たさに貴志駅を訪れる人が急増。減少を続けていた乗客数は上昇に転じ、DVDや写真集などのオリジナルグッズも人気となり、赤字経営の和歌山電鉄の経営改善に大きく貢献した。功績を認められ、2008年1月には「スーパー駅長」、2010年1月に執行役員、2013年1月に「社長代理」に就任。猫としては異例の出世を果たした。

2009年3月からは、車両にすべて猫をあしらった「たま電車」が運行開始。無人駅だった貴志駅は2010年8月、約1億円をかけて猫の顔をあしらった新駅舎に建て替えられ、「駅長室」も設けられた。2011年には大韓航空のCMにも登場し、2014年には和歌山市の外国人宿泊客が倍増するなど、世界的にも人気を集めていた。

4月29日に16歳の誕生日を祝うイベントが開かれたが、5月19日から鼻炎のため療養中だった。

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