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東芝、最終赤字378億円に転落 不正会計で再延期の2015年3月期決算

2015年09月06日 23時45分 JST | 更新 2015年09月06日 23時45分 JST
ASSOCIATED PRESS
In this photo taken Monday, July 20, 2015, shoppers look at air conditioners displayed at an electronics store in Tokyo. Toshiba Corp. CEO Hisao Tanaka stepped down Tuesday, July 21, 2015 to take responsibility for doctored books that inflated profits at the Japanese technology manufacturer by 151.8 billion yen ($1.2 billion). Toshiba acknowledged a systematic cover-up, which began in 2008, as various parts of its sprawling business including computer chips and personal computers were struggling financially, but top managers set unrealistic earnings targets under the banner of “challenge.” (AP Photo/Shizuo Kambayashi)

[東京 7日 ロイター] - 東芝は7日、2015年3月期の連結決算を開示した。当期純損益は378億円の赤字(決算訂正後の前年同期は602億円の黒字)に転落した。取締役会議長に資生堂の前田新造相談役を充てるほか、室町正志社長以外の社内取締役の人事も発表した。9月30日の臨時株主総会で正式に就任する。

同社は、8月31日に延期していた決算開示と有価証券報告書の提出について、新たに10件の不正会計の調査が必要として7日まで再延期したが、期限の朝に間に合わせた。

15年3月期の売上高は前年比2.6%増の6兆6558億円、営業利益は同33.7%減の1704億円、税引前利益は同25.1%減の1366億円。8月18日に公表した予想は、売上高が6兆6600億円、営業利益が1700億円、税引前利益が1400億円だったが、着地はわずかにずれた。

これは、新たに調査した10件の会計処理が原因で、米国子会社の水力発電案件や固定資産の減損など6件で修正が必要と判断し、15年3月期の税引前利益を34億円押し下げた。

2009年3月期から2014年4―12月期までの過年度決算の訂正も発表。6年9カ月の累計訂正額は、税引前損益で2248億円、当期純損益で1552億円。8月18日に公表した税引前損益の過年度訂正の累計額は2130億円だったが、新たな不正会計の訂正で118億円を修正した。同日、過年度の有価証券報告書も提出した。

9月30日の臨時株主総会に提案する取締役人事11人のうち、社内4人の候補は、綱川智・上席常務、平田政善・前東芝テックCFOを新たに内定。室町社長と牛尾文昭上席常務は取締役を留任する。

(村井令二 編集:宮崎大)

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