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睡眠学者が「朝10時から仕事始めるべきです」と語る理由

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JGI/JAMIE GRILL VIA GETTY IMAGES
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イギリスのある睡眠学者によって、すでに誰もが知っていることが明らかにされた。朝9時前に仕事を始めるのは、拷問だ、ということが――。

「従業員は、朝10時から仕事を始めるべきです」

オックスフォード大学、睡眠・概日リズム神経科学研究所の名誉研究員ポール・ケリー氏は、イギリスで行われた科学のイベントで出席者に向かってその述べた。イギリス・テレグラフ紙が報じた。

「私たちは睡眠不足の社会に生きています。朝9時から働くことは肉体的、精神的に大きな悪影響があり、心身に大きなダメージを与えています」

研究者が、睡眠不足と朝のスケジュールについて語る場合、通常は子供や若者を研究対象にする。実際、若年層の身体の体内リズムは、朝9時から夕方5時のスケジュールに合っておらず、睡眠不足が身体に負担をかけているという。

一方で、イギリスの国立睡眠財団によると、55歳以上の成人は年齢が上がるにつれて体内リズムが早まり、早起きを負担に感じない場合が多くなるという。

しかし、労働人口の大多数は55歳以上ではない。ミレニアル世代である18歳から34歳までの従業員は、アメリカの労働人口の最も高い割合を占めており、シンクタンクのピュー研究所によれば、全労働者の3分の1にあたる。

睡眠不足は、うつ病の原因となり、また薬物乱用やアルコールの過剰摂取、肥満のリスクを上昇させ、健康上の問題も引き起こす。

それだけでなく、睡眠不足が命取りになることもある。例えば、睡眠不足の生徒は、十分に休息をとった生徒と比べて、通学中に交通事故に遭うリスクが高い傾向があるという。これは、多くの学校で授業の開始時間を遅らせることを検討する一因となっている。

しかし、この睡眠不足の問題は、子供や10代の若者、一般的な会社員だけに当てはまる問題ではなく、病院や刑務所などを含むすべての施設の人たちにも当てはまるという。同氏は「それらの施設では朝早くに人々を起こし、彼らが望んでいないのに朝食を与えるのです」と述べた。

また同氏は、睡眠不足に陥った人々は「より“従順”だ」と語った。「まだ十分に目が覚めていないのです。睡眠妨害は拷問のようなものなのです」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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