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辺野古埋め立て、国が本体工事に着手 翁長雄志・沖縄知事「強権極まれり」(画像)

2015年10月29日 00時08分 JST | 更新 2015年10月29日 00時09分 JST
時事通信社

アメリカ軍普天間飛行場の移設先としている名護市辺野古で、沖縄防衛局は10月29日朝から、沿岸部の埋め立て本体工事に着手した。

1996年に浮上した普天間飛行場の移設計画は、地元の反対を押し切る形で国が着工に踏み切ったことで、国と沖縄の対立が一段と先鋭化する事態となった。

朝日新聞デジタルによると、工事は現場近くにあるアメリカ軍キャンプ・シュワブ内に、石材やコンクリートブロックなどの仮置き場を整備するための整地工事。当面はキャンプ・シュワブ内での工事が中心になるとみられるという。

キャンプ・シュワブ前では、着工に反対する人々が作業用車両の搬入を阻み、もみあいとなった。

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米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、防衛省沖縄防衛局による埋め立て本体工事に伴い動き出すクレーン車=29日午前、沖縄県名護市 撮影日:2015年10月29日

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米軍普天間飛行場移設に向け始まった名護市辺野古の本体工事で、辺野古沖の海上で抗議する船を取り囲む海上保安庁のゴムボート=29日午前、名護市 撮影日:2015年10月29日

移設に反対してきた翁長雄志・沖縄県知事は登庁時に「強権極まれりという感じで大変残念だ。国に余裕がなく、浮足立っている感じがする」と批判。地元の稲嶺進・名護市長はキャンプ・シュワブ前で「法律違反をしているのは国の方だ。とても法治国家、民主主義国家とは言えない」と憤った

翁長雄志知事は10月13日に、前知事が出した辺野古沖の埋め立て承認を取り消した。国土交通省は承認取り消しの執行停止を決め、沖縄防衛局は28日に埋め立て工事の着手届けを沖縄県に提出した

国は知事に代わり埋め立てを承認する「代執行」手続きに入る構えで、県側は国地方係争処理委員会に不服審査を申し立てる方針。最終的には法廷での対決に持ち込まれる見通しだ。

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