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がんの女性は、ドナーと運命の出会いをした。ある愛の物語

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全ての始まりは2015年1月にさかのぼる。クリス・デンプシーは、同僚の家族が生体臓器提供者を必要としているという話を小耳に挟んだ。その家族とは、ヘザー・クルーガーのことだった。彼女は2013年にステージ4の肝臓がんと診断され、生きるためには肝臓移植が必要だった。


COURTESY OF THE COUPLE
ヘザー・クルーガーは2014年3月に肝臓がんのステージ4と診断された。

ヘザーには会ったことさえなかったが、元海兵隊員のクリスは何のためらいもなく彼女を助けようと決めた。適合検査を受けたところ、彼女の体とクリスの臓器は相性が良かった。

「もし自分がヘザーの立場で、自分が生きていけるか分からない状況だったらどういう感じだろうと考えました」クリスはハフポストUS版の取材に対して述べた。「そして自分に言い聞かせたんです。やるしかないだろう、と」


COURTESY OF THE COUPLE
クリス・デンプシーとヘザー・クルーガーは1年前まで全く見ず知らずの仲であった。

「クリスが私に電話をしてきて、テストの結果相性はばっちりだった、だからやろう、僕が君のドナーだと言いました」。ヘザーは当時の状況を振り返る。「私は信じられませんでした」

移植手術は2015年3月に行なわれた。それは長く、集中力のいる手術だった。クリスの手術は8時間、ヘザーの手術は12時間かかった。最終的にクリスの肝臓のうち55%が摘出され、ヘザーに移植された。


COURTESY OF THE COUPLE
クリスは半分以上の肝臓をヘザーに提供した。

手術に至るまでの病室で2人は徐々にお互いのことを知るようになり、移植が終わる頃には彼らのお互いへ気持ちはより親密なものへと発展していた。

「夕食を共にしたり、映画を見に行ったり、一緒に多くの時間を過ごすようになりました」とクリスはいう。「そして、私たちは正式に付き合うことになりました」


COURTESY OF THE COUPLE

術後には幾度となく術後特有の後遺症に悩まされることもあったが、今の2人は共に健康で元気だ。

「後悔はありません」とクリスは断言する。「もし必要であればまた同じことをします」

そして2015年12月、数ヶ月間にわたって考えた結果、クリスはヘザーにプロポーズすることを決意する。

彼が考えたロマンティックな夜の計画は、シカゴを代表する高層ビルであるジョン・ハンコックセンターの95階でディナーをした後、馬車に乗って、最後にプロポーズするというものだった。


COURTESY OF THE COUPLE
プロポーズの後、馬車の前で微笑む2人

今の2人は、2016年10月に挙げる予定の結婚式の準備で忙しい。花婿付き添い人をつとめるのは、最初に2人を引き合わせたクルーガーの従兄弟だという。

H/T ABC News

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。


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