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ヒラリー・クリントン氏、スタンフォード大レイプ事件被害者の勇気を讃える「大きな貢献をしてくれた」

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ヒラリー・クリントン氏は、大学に対して強姦対策を強化するように訴えかけた

アメリカの名門スタンフォード大学の水泳チームに所属していた男子学生ブロック・ターナー被告が、構内で酒に酔って意識を失っていた女性をレイプした事件について、アメリカ大統領選の民主党候補指名を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官は、被害者の女性が裁判で意見陳述した勇気を称賛した。

クリントン氏は15日、被害者の女性が書いた手紙について「彼女の力に、胸が張り裂けるような感銘を受けました」と語った。被害者女性は、スタンフォード大のエリート水泳選手の1人であったブロック・ターナーがどのように彼女をレイプしたかの詳細を記述した。

彼女はフラタニティ (男子学生クラブ) 外のゴミ捨て場近くで、意識を失った状態で横たわっていた間にレイプされた。クリントン氏は、この手紙の読者は胸を引き裂かれる思いがするだろうが、 同時に犠牲者が声を上げて、大学キャンパスが解決すべき問題にスポットライトを当てられるようにすることも非常に大切だと述べた。

「これはとても勇気がいること。私は彼女が他の人々のために大きな貢献をしてくれたと思っています」とクリントン氏はハフポストUS版の取材に答えた。「この問題に関して、これまで私が耳にしたことに深く憂慮しています。キャンパスでのレイプが長い間深刻な問題となっているのは明らかです。過去にも発言し、これからも繰り返しますが、ただ非難するだけでは不十分です。この問題に終止符を打つ方策を見つけなければなりません」

クリントン氏がスタンフォード大レイプ事件に関してコメントしたのはこれが初めて。人々に大きなショックを与えてきたこの事件は、さらに大きな波紋を広げている。ターナー被告はスタンフォード大学を退学し、3月に3件の強姦罪で有罪判決が下された。6月2日に裁判官のアーロン・パースキー判事が6カ月の禁錮刑を言い渡したが、処罰が甘いと見た人々の反発はアメリカ全土に広がっている。

これはとても勇気がいること。私は彼女が他の人々のために大きな貢献をしてくれたと思っています。


――ヒラリー・クリントン氏、スタンフォード大レイプ事件の犠牲者女性が書いた手紙に関して

議員は党派を超えて怒りを表明した。また、この裁判を担当したパースキー判事の辞職を求める署名運動が行われ、100万人を超える署名が集まった。この署名活動では、カリフォルニア州知事にパースキー判事を裁判官から罷免するように求めている。署名活動を主導したグループはは2017年春にパースキー判事を更迭できるよう運動を開始すると言っている。

6月15日夕方、有志の議員が下院議会でターナーの犠牲者の声明の全文を読み上げた。これによって、彼女の言葉がアメリカの公的な歴史に残されることとなる。また、ジョー・バイデン副大統領は、犠牲者に公開書簡を送っている。

一方、スタンフォード大学は、ターナー被告に関連する事件について、対応できることは全て行ったと主張してきた。しかし、学生たちは大学に対し、レイプが大学キャンパスで起こったことについて謝罪を行い、キャンパス内での性暴力に関する対策を強化するよう求めている

クリントン氏は、レイプ被害者が沈黙を破り、キャンパス内での性暴力に関して学校の目を覚ませたと、被害者たちの「勇気と決意」を讃えた。また、クリントン氏は教育機関が性暴力対策を強化するための支援をする計画についても言及した。

この計画には、性暴力サバイバー(レイプ被害を乗り越えた人たち)の間でのネットワーク構築の支援や、 キャンパス内と刑事司法制度内の両方で公正な懲罰手続が行われるようにしていくこと、そして性暴力防止に関する教育プログラムを強化することが含まれている。

「この問題について、アメリカは目を覚まし始めました」とクリントン氏は語り、「大統領としても優先事項として取り扱います」と付け加えた。

オバマ政権も大学構内での性暴力と闘ってきた。市民団体の働きかけで、アメリカ合衆国教育省は、教育機関が性暴力の報告を隠蔽、放置するなどずさんな扱いをしている申し立てに対して、調査を行う件数を増やしている

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ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。