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ジブリ高畑勲監督「火垂るの墓」公開時の心境語る 「トトロと同時上映だったが...」

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ISAO TAKAHATA
In this Thursday, Feb. 12, 2015 photo, Japanese animated film director Isao Takahata speaks about his latest film "The Tale of The Princess Kaguya" with its poster during an interview at his office, Studio Ghibli, in suburban Tokyo. The princess laughs and floats in sumie-brush sketches of faint pastel, a lush landscape that animated film director Isao Takahata has painstakingly depicted to relay his gentle message of faith in this world. But his Oscar-nominated work stands as a stylistic challe | ASSOCIATED PRESS
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高畑勲氏『火垂るの墓』 『となりのトトロ』との同時上映に「不安あった」

『火垂るの墓』(1988年)、『かぐや姫の物語』(2013年)などの作品で知られるアニメーション作家の高畑勲氏が28日、都内でフランス・デンマーク合作の長編アニメーション『Long Way North』(レミ・シャイエ監督)の上映会にゲスト出演。「何かについて書けだとか、語れだとか。年寄りになるとこういうこと増えるのかな」と少し照れながら登壇し、感想などを語った。

高畑氏は自身の代表作『火垂るの墓』について、「公開前は子どもに観せていいんだろうかと、不安になったことがあった」と振り返り、「あのトトロと同時上映だったんです。(同じ料金で)どちらを先に観るかという問題。『火垂るの墓』を先に観た人はかわいそうでしたね」と語って笑いを誘った。

当時は“アニメは子どもが観るもの”というイメージがいま以上に強く、戦争の悲惨さを描いた『火垂るの墓』は子どもには刺激が強いと批判されることも想定していたそう。「もちろん子どもが観たって平気だと考えて作ったんだけど。本当に問題にならなかったね」と心配は杞憂に終わり、夏の時期になると、テレビでも放送される定番のアニメとなっている。

一方、この日上映された作品は、まだ帆船が活躍していた時代、少女サーシャが、祖父の歴史を辿り、サンクトペテルブルグから極北への航海に挑む冒険談。3月に開催された『東京アニメアワードフェスティバル2016(TAAF2016)』のコンペティション部門・長編アニメーションでグランプリを受賞した作品だが、国内では配給がつかなかった。

高畑氏は「アニメは嘘をつくけれど、この作品は嘘のつき方気持ち良い。この上ない困難に立ち向かい、状況が好転して目的を達成するシンプルなストーリー。この単純さが大事なんじゃないかな」と作品を評価しつつ、「配給がつかなかったということは、採算取れない、日本ではウケないと判断された。それはどういうことなのか。その答えを持っているわけではないけれど…。配給会社の人が見に来ていたら説得しようかと思ったけど、いないみたいだね」と、クオリティーの高い海外のアニメーション作品がなかなか日本で上映されない現実をぼやいていた。

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