羽生理恵さん、メディアやネットでの誹謗中傷を告白「社会から人を抹殺する威力がある」

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将棋の羽生善治さん(左)の長女舞花ちゃんと元気に病院を退院した母親の理恵さん(1997年撮影) | 時事通信社
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「一部の方々がまことしやかに噂されてネット上に残る事に危機感を覚えています」

将棋の羽生善治三冠(46)の妻、羽生理恵さん(46)が1月29日、「メディア、ネットでの情報拡散の恐ろしさと、イメージ先行の怖さ」について実体験を交えたメッセージをTwitterに投稿。そのメッセージに注目が集まっている。

2015年10月に三浦弘行九段をめぐる「将棋ソフト不正使用疑惑」が報じられた際、羽生三冠についてメディアやインターネットで事実と異なる「誤解」が生じたという。

理恵さんは1996年3月に羽生三冠と結婚。結婚前は「畠田理恵」の名でアイドル・女優として活躍した。当時は事実ではない"熱愛報道"などで「面白可笑しく報道」された経験・苦労があったと、Twitterで吐露した。

理恵さん自身の過去の経験が、将棋不正ソフト疑惑をめぐる羽生三冠についての「誤解」と重なったのかもしれない。

メッセージに先立ち、理恵さんは「噂に尾ひれがつく事でネットに半永久的に文字が残る事を意識してほしい」と投稿。「選んだ言葉は貴方が守りたい方を永年傷つける刃ではないか?文字は週刊誌の見出し同様イメージ先行逃切り型」と訴えた。

メッセージは、Twitterに19回に分けて投稿された。以下に理恵さんが投稿したメッセージを紹介する。

■「事実ではない」熱愛報道⇒やくみつる氏に「玉の輿狙いの女」と言われ…

理恵さんが「メディア、ネットでの情報拡散の恐ろしさと、イメージ先行の怖さ」として挙げたのが、競馬ジョッキーの武豊さんとの熱愛報道だ。

理恵さんは「お付き合いの事実はありません」と説明。当時スポーツ紙などで『畠田理恵横入り!武豊さん巡り三角関係!』と報じられたことがきっかけで、週刊誌やネットで誹謗中傷を受けたと回顧。

特に理恵さんは、週刊誌やワイドショーでの「放送作家の山田美保子さんと、漫画家のやくみつるさんの攻撃」が酷かったと明かした。



■ネットでも誹謗中傷⇒統合失調症に。体重も減少…

こうした「中傷報道」や、「発信力の高い方々からのレッテル」によって、理恵さんは統合失調症になり、体重も減少したという。

「芸能人は中傷慣れしてると言われますが人間だもの(みつを)蝕まれます」と、冗談を交えながらも当時の心情を訥々と綴った。



■家族も標的、同窓会で「左団扇」と揶揄

誹謗中傷の的にかけられたのは、家族も同じだったという。母子家庭だったことで「金金金金金って目の色変えて娘が玉の輿狙いにそそのかす」「羽生善治に巣食う寄生虫」と書かれたという。

理恵さんは、「メディアに書かれネットに残る恐ろしさは想像を遥かに超える」と説明。

その上で、自らの言葉が「人の人生を、その家族の人生を、その発信が変えてしまう力を持つ」「ネットやLINEで悪口が及ぼす影響は社会からその人を抹殺する大きな威力がある」と警鐘を鳴らした。



■2月13日の「羽生三冠 vs 三浦九段」を前に、将棋ファンに向けてメッセージ

2月13日には、将棋ソフト不正疑惑で出場停止措置となっていた三浦九段の復帰戦がある。竜王戦1組で、対局相手は羽生三冠だ。

そこで理恵さんは、「否が応でも注目されるその対局を前に誤解を解きたい事を手短にお話します」と投稿した。

理恵さんが解きたいという「誤解」は、10月10日夜にトップ棋士らの会合が島九段の自宅で開かれた非公式会合に関する話だ。

日本将棋連盟が公開した、第三者調査委員会による「調査報告書(概要版)」によると、会合には将棋連盟の谷川浩司会長、島朗常務理事、佐藤天彦名人、佐藤康光九段、千田翔太六段、羽生三冠、渡辺竜王が参加した。

10月20日発売の「週刊文春」は、会合翌日の朝、羽生三冠が島理事に「限りなく“黒に近い灰色”だと思います」と記したメールを送ったと報じたが、これについて理恵さんは「誤解」が生じていると綴っている。

この「誤解」については、羽生三冠も「誤解を招くような表現」があったとして、理恵さんのTwitterを通じてコメント(12)を発表している。

その上で理恵さんは、「将棋が大好きなもの同士他の何物にも惑わされず全力で戦える場になりますように」と、ファンに羽生三冠と三浦九段の対局への応援を呼びかけた。

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将棋7大タイトル保持者(2017年1月現在)
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