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トランプ大統領が難民問題でオーストラリア首相に暴言、25分で打ち切り⇒でも受け入れ

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1月28日、オーストラリアのターンブル首相と電話会談するトランプ大統領

アメリカのドナルド・トランプ大統領が1月28日、オーストラリアのマルコム・ターンブル首相と電話会談した時、難民引き取りに関するオーストラリアとの合意に関して激しい口調で非難し、1時間の会談予定が25分で打ち切られたことが分かった。ワシントンポストが報じた。

オーストラリアは難民や難民申請者がボートで直接入国することを認めていない。そのため難民たちはナウルの難民収容所に送られる。オバマ政権下の2016年11月、難民収容者1250人をアメリカが引き取る代わりに、中米からの難民をオーストラリアが引き受けることで合意した。

オーストラリア側が引き渡す難民は大半がイラン人で、イラクやソマリア出身の難民もおり、いずれもトランプ氏が大統領令で入国を一時禁止した7カ国に含まれている。

ターンブル氏が合意を尊重するよう伝えると、トランプ氏は「アメリカがオーストラリアから2000人の難民を引き取るのは悪い取引だ」と言い出した。ターンブル首相が「2000人ではなく1250人だ。アメリカの難民審査を通過しない場合はアメリカに引き渡さない」と繰り返し説明してもトランプ氏は納得せず、「これまでで最悪の電話会談だ」「(2013年のボストンテロ事件の)ボストンの爆弾犯を輸出しようとしている」と暴言を繰り返した。当初1時間の予定だった会談は、25分で唐突に打ち切られたという。

@ POTUS @ realDonaldTrump-大統領執務室にて、オーストラリアのマルコム・ターンブル首相と会談。

トランプ氏はTwitterでも1日夜に難民受け入れの合意を非難した。

信じられるか?オバマ政権はオーストラリアから何千人もの違法移民の受け入れに合意した。どうしてだ? このバカな取引について調べなければ!

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オーストラリアのターンブル首相

ワシントンポストによると、ターンブル氏は頭痛の種となったトランプ氏との週末の電話会談に関する報道について語ろうとしなかった。ターンブル首相は、トランプ大統領との電話について語らなかったという同紙の報道について記者会見で触れ、「こうした会話は率直に、自由に、非公開で行われるほうが良い」と述べた。

「アメリカ大統領と私の会話については、公式に話したこと以外はコメントしない」と、ターンブル首相は語った。「その理由は……もちろん分かるはずだ。同盟関係はとても堅固だと保証する。新政権と私たちの間には、極めて詳細な合意がある。これは親密な同盟であることはっきりと示している」

ただしターンブル首相は、「どのくらいの移民が最終的に受け入られるかは分からない」と付け加えた

「オーストラリアの国民は私をよく知っている。公的であれ個人的であれどの討論においても、私はオーストラリアの味方だ」。@TurnbullMalcolm と@POTUSとの電話。

ホワイトハウスは「両首脳は、アメリカ・オーストラリア間のずっと続く親密で堅固な関係は、アジア太平洋地域、さらには世界の平和、安定、繁栄のために不可欠なことを強調した」と声明を発表した。

ショーン・スパイサー報道官は1月31日、アメリカは難民をいくらか受け入れるが、最初に「厳しい審査」の対象となると述べた

「難民はすべて厳しい審査を受けなければならない。それが合意の必須条件であり、アメリカ政府の全面的な支持を受けてオバマ政権が取り決めたものだ」

しかし2日になるとスパイサー報道官は、「オバマ政権が結んだ合意についてトランプ大統領は非常に怒っている。しかしターンブル首相に敬意を表し、合意を受け入れ、手続きを進める」と述べた。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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