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三鷹ストーカー殺人、懲役22年が確定 「リベンジポルノ」した元交際相手に

2017年02月08日 16時59分 JST
時事通信社

東京都三鷹市で高校3年の女子生徒(当時18歳)が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた元交際相手の池永チャールストーマス被告(24)に、懲役22年を言い渡した東京高裁判決が2月8日、確定した。共同通信によると、被告、検察側のどちらも期限までに上告しなかった。

この事件では、池永被告が別れた腹いせに、交際中に撮影した生徒のプライベートな画像などをインターネット上に公開。「リベンジポルノ」行為が問題となり、世間に広く知られるきっかけとなった。裁判では、リベンジポルノの認定や処罰をめぐり、審理が差し戻される変遷があった。

裁判員裁判による一審・東京地裁立川支部の判決では、池永被告が被害者の画像をインターネットで公開した「リベンジポルノ」の行為について「名誉をも傷つけたことは極めて卑劣」と重視していたが、二審・東京高裁の大島隆明裁判長は「情状として考慮できる範囲を超えており、実質的にこれも処罰するかのような刑を裁定した疑いがある」とし、これを処罰の根拠とすることは認められないとした。

(「リベンジポルノ「情状の範囲超える」 三鷹ストーカー殺人、懲役22年判決を破棄」ハフィントンポストより 2015/02/07/11:19)

二審・東京高裁は、懲役22年を言い渡した一審判決を破棄し、審理を差し戻した。検察側はこれを受け、児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪を追起訴した。差し戻し後の裁判では、リベンジポルノの罪についても審理され、一審で再び懲役22年が言い渡され、二審もこれを支持した。

判決によると、池永被告は13年10月、女子生徒の自宅に侵入し、首などを刺して殺害。生徒の裸の画像などをインターネット上に公開した。

女子生徒の両親が代理人を通じ、「懲役22年では軽すぎる。裁判員裁判だが、司法の判断は普通の人の良識とはかけ離れていると感じる」とのコメントを出したと、時事ドットコムが報じた。