「通常兵器で最強」アメリカ軍、アフガニスタンのIS拠点に大規模爆風爆弾を投下

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U.S. Central Command
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2003年3月のMOAB投下実験の様子

アメリカ軍は4月13日午後7時ごろ、アフガニスタン・ナンガハル州のIS(「イスラム国」)の拠点を、核兵器以外の通常兵器で最強の爆弾といわれ、「すべての爆弾の母」とも呼ばれる大規模爆風爆弾(MOAB)で攻撃した。

中東、中央アジア等を管轄するアメリカ中央軍の発表によると、今回の攻撃は、「2017年にアフガニスタンで活動するIS系のグループ「IS-K」(ホラサンのイスラム国)を掃討する一環として」実施されたという。

CNNのバーバラ・スター記者によると、今回の作戦目標は、超強力爆弾を投下することで「戦闘を終わらせ、IS部隊をせん滅させること」だったという。

使用された爆弾は「GBU43」という大規模爆風爆弾(MOAB)だ。AP通信によると、この爆弾に使用されている爆薬は11トンとみられる。

アメリカ中央軍によると、大規模爆風爆弾が選ばれた理由は「現地で掃討作戦を実施中のアフガニスタン軍とアメリカ軍のリスクを最小化し、同時にIS-Kの戦闘員部隊や軍事施設に最大限の打撃を与える」ためだったという。

アフガニスタンに駐留するアメリカ軍司令官ジョン・W・ニコルソン将軍は「IS-Kは劣勢に追い込まれたので、即席爆発装置(IED)、壕、トンネルを利用して守りを強化している」と説明。「作戦の障害となるこういった施設を減らし、IS-Kに対する攻撃力を維持するためには、この爆弾を使うのが適切だ」と述べた。

ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は14日、この爆弾が「標的としたのはトンネルや洞窟で構成される軍事施設で、ISは現地で活動するアメリカの軍事顧問団やアフガニスタン軍を容易に攻撃できていた」と述べ、「ISの拠点を奪うための作戦だ」と話した。

ISの拠点を破壊する作戦はイラクとシリアに集中している。しかしアフガニスタン東部では2014年以来、イスラム原理主義組織「タリバン」の元構成員が結成した小規模な部隊が勢いを増している。アメリカ平和研究所が2016年11月に出した報告書によると、このグループは「ホラサンのイスラム国」として知られているという。

「IS-KはISの中枢から資金提供を受け、イラクやシリアの指導部と連携している。しかし組織構成やナンダハル州での通常作戦に関しては、リビアなど他のIS傘下組織と比べると比較的独立性が高い」と、平和研究所の報告には書かれている。

(内容を随時更新します)

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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