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「赤ちゃんを投げた」12人死亡のロンドン火災で浮かび上がった証言

2017年06月14日 20時22分 JST | 更新 2017年06月14日 23時48分 JST
Toby Melville / Reuters
Fames and smoke billow as firefighters deal with a serious fire in a tower block at Latimer Road in West London, Britain June 14, 2017. REUTERS/Toby Melville

6月14日午前1時(日本時間午前9時)ごろ、イギリスのロンドンの西側にある高層マンションで大きな火災があった。数時間にわたって燃え続け、12人の死者がいるとみられる。ハフポストUK版によると、9階または10階から赤ちゃんを放り投げてなんとか助けようとした女性もいたという。

火災が起きたのはロンドン西部の24階建ての公営住宅。BBCによると、少なくとも12人が死亡し、数十人が病院に運ばれた。イギリスのメイ首相は徹底的な調査をする方針を示した。

ハフポストUK版の取材に対し、サミラ・ラムラニさんが当時の様子を語った。ラムラニさんによると、火事があった当時、お母さんとみられる女性が手を振りながら、マンションの窓から叫んでいた。

声は聞こえなかったが、赤ちゃんを投げようとしているのが伝わった。毛布のようなもので赤ちゃんをくるみ、放り投げた。女性の意図を察知したある男性が駆け寄り、赤ちゃんをキャッチした。女性はそのあと後ろに下がったが、安否は不明だという。「赤ちゃんは無事だった」とラムラニさんは話す。

別の目撃者のザラさんによると、5階もしくは6階から5歳前後の息子を投げ出す女性もいたという。

ザラさんは「別の女性もこんな風に叫んでいました。『私の赤ちゃん(もしくは子供)、私の赤ちゃん。今すぐ逃げないと、赤ちゃんを助けないと』」。ザラさんはこう結んだ。「私たちはそんな光景を見るだけで、何も出来なかった。何もすることが出来なかったのです」

【訂正】当初、「赤ちゃんを9階から投げた」と表記していましたが、イギリス英語での「9th floor」は日本語では10階を指すため「赤ちゃんを9階または10階から投げた」と訂正します。(2017/06/15 11:22)