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Jアラート、なぜ鳴らないの? 北朝鮮が弾道ミサイルを発射、排他的経済水域に落下か

2017年07月03日 23時20分 JST | 更新 2017年07月03日 23時45分 JST
KCNA KCNA / Reuters
The scene of the intermediate-range ballistic missile Pukguksong-2's launch test in this undated photo released by North Korea's Korean Central News Agency (KCNA) May 22, 2017. KCNA/via REUTERS ATTENTION EDITORS - THIS IMAGE WAS PROVIDED BY A THIRD PARTY. EDITORIAL USE ONLY. REUTERS IS UNABLE TO INDEPENDENTLY VERIFY THIS IMAGE. NO THIRD PARTY SALES. SOUTH KOREA OUT.

7月4日午前、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと内閣官房が発表した

ミサイル発射報道がなされるたびに、Twitter上では「Jアラート鳴った?」「Jアラート鳴らなかった」などの声が多くあがるが、「Jアラート」とはいったい何なのか。

■「Jアラート」とは?

緊急事態に、国民に情報を知らせ、避難を促すのが「全国瞬時警報システム」、通称「Jアラート」だ。総務省消防庁の発表している説明資料によると、Jアラートとは以下のようなものだ。

弾道ミサイル情報、津波警報、緊急地震速報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を国(内閣官房・気象庁から消防庁を経由)から送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、国から住民まで緊急情報を瞬時に伝達するシステム

(総務省消防庁「全国瞬時警報システム(J-Alert)」説明資料より)

2007年2月から一部の地方公共団体で運用が開始され、2017年現在、全ての地方公共団体がJアラートに対応しているという。

Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信される。

■ミサイルが発射されてもJアラートが来ない時がある?

7月4日午前の北朝鮮の弾道ミサイル発射時のように、Jアラートが鳴らない時もある。

Jアラートを鳴らすかどうかの判断と、Jアラートの送信をしているのは内閣官房だ。防衛省が人工衛星レーダーで弾道ミサイルを探知すると、内閣官房に情報が入ってくる。ミサイルの軌道や落下地点の予測に基づき、内閣官房がJアラートを鳴らすかどうかの判断をするという。

内閣官房によると、日本の「領土・領海」に落下する可能性、あるいは通過する可能性があると判断された場合のみ、Jアラートが使用される。領海に含まれない「排他的経済水域(EEZ)」にミサイルが落下する可能性がある、と判断された場合にはJアラートは使用されないという。

【参考】領海等に関する用語(海上保安庁ホームページより)

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■弾道ミサイルが発射されたら?

弾道ミサイルが発射された場合、Jアラートは私たちにどのように届くのだろうか?

●ステップ1

政府が、弾道ミサイルが日本に「飛来する可能性」があると判断した場合に、国民に避難を呼びかけるために送信される。

●ステップ2

その後、弾道ミサイルが日本の領土・領海に「落下する可能性」があると判断された場合には、続報としてただちに避難を呼びかけるメッセージが届く。

●ステップ3

弾道ミサイルが日本の領土・領海に「落下した」と推定された場合と、日本の上空を「通過した」場合と、日本まで飛来せず「領海外の海域に落下した」場合に、その旨が続報として届く。

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【参考】エリアメール・緊急速報メールの受信画面の実例
(平成28年2月7日に沖縄県内で配信されたもの)

■「Jアラート」、鳴らない場合の対処法は?

総務省消防局の報道資料によると、ほとんどの携帯電話・スマートフォンでJアラートの受信が可能だが、一部受信ができない端末があるという。

受信できない場合には、Yahoo社が無料で提供している「Yahoo!防災速報」を利用する方法と、一部の地方公共団体で実施している事前にメールアドレスを登録しておく方法の2通りで、弾道ミサイルなどの情報を受け取るように勧めている。

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北朝鮮・金王朝の家系図


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