細身モデルがすっぽり入る「大きなサイズタイツ」広告。これってあり?なし?

「なんでわざわざこんな演出するの」という声も。

ネット通販「Wish」が売り出した、大きいサイズタイツの広告が、Twitter上で物議を醸している。

Wishの広告で使われているのは、タイツに細身のモデルが全身を入れる写真。タイツの片足部分に、細身モデルが両足を入れている写真もある。

WISHCOM

広告の意図は、タイツがどれだけ大きいかを伝えることだと思われる。

しかし、不快な思いをしている消費者もいるようだ。「嫌な気持ちになる」という声がTwitterに投稿されている。

「(皮肉的に)これ、とても良い広告」

「自分の洋服のサイズを、痩せてる人が何人入るかで知るって、本当に素晴らしい」

「大きなサイズのモデルを使う代わりに、細身のモデルを使う。それもどうしようもないやり方で」

Wishはサンフランシスコを拠点にする会社で、中国でつくった製品を格安価格で販売している。

類似の商品は、他のサイトでも売られており、Googleで「magic tights」と検索すると、細身モデルが全身をいれた写真や、片足部分に両足を入れた画像が表示される。

eBayで売られている「伸縮性のあるナイロンマジカルタイツ」やAmazonの「マジカルタイト・シルクストッキング」で使われているのも、同様の写真だ。

プラスサイズモデルを使えばいい商品に、なぜわざわざ細身のモデルを使うのか、という疑問を投げかける人もいる。

「プラスサイズモデルを使った方が、ずっと簡単で現実的な広告になるのに。この広告は、すごく非現実的。大きなサイズ体型の人が履いたらどう見えるのかわからないし、不快」

反発はあるが、今のところWishは同じ画像で販売を続けている。この写真を使う理由を尋ねたハフポストカナダ版に対し、Wishは次のようにコメントした。

「Wishのサイトに掲載されている製品は、世界中から集めたもので、商品はそれぞれの発売元が責任を持っています。我々が知っているのは、商品説明にある情報だけです。さらなる情報については、商品を注文して、発売元のお店と直接連絡をとってください」

ハフポストカナダ版の記事を翻訳しました。

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