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二重は本当に「正義」なの? 一重コンプレックスが「個性」に変わるとき

STORY OF SAORI KASHIMA

2017年12月28日 17時37分 JST | 更新 1時間前

他人の目が気になって、自分の体にコンプレックスを抱いたことはありませんか。

鏡に映る自分の姿を見るのが怖くて、体と向きあうことから目をそらしたことはありませんか。

20〜30代の女性500人を対象としたある調査で、「あなたは自分の体型に満足していますか?」との質問に、「満足している」と答えた人は1割未満でした。体に自信がなくて、悩んでいる人はたくさんいます。

ハフポスト日本版「Ladies Be Open」では、自分の体と真剣に向き合おうとしてきた4人の女性に「自分の体にまつわるストーリー」を聞きました。彼女たちは、いま、どんな言葉で自分の体を語るのでしょうか。

STORY OF

SAORI KASHIMA (24)

大学生

KAZUHIRO SEKINE

——自分の体を嫌いになったことはある?

私はもともと自分自身や自分の体に自信がなくて、見た目も嫌いだったんですけど、大学生になっていろんな人と出会ううちに、ありのままの自分でもまぁいっかって思うようになりました。

——自分の体が嫌いだったのはどうして?

中学生になる前くらいにある人に、「あなたは可愛くないし、痩せてもいないから、とにかく勉強で頑張らないといけない」って言われたからです。

自分は見た目じゃ勝負できないから勉強するしかないんだって思って、自分の体から目を背けていました。

コンプレックスを抱えすぎてありのままの自分と全く向き合えなくなってしまいました。相手にとっては、ささいな一言だったんでしょうけど、私にとってはコンプレックスの根底にある言葉でした。

KAZUHIRO SEKINE

——コンプレックスに対して今はどんな気持ち?

まだまだ自分の体に対して、「大好き」とは言えないんですけど、完璧じゃなくてもいいじゃんって思えています。ここから自分のなりたい姿に向けてちょっとずつ努力していけばいいんじゃないかな。

——コンプレックスとの向き合い方が変わったきっかけはあるの?

2年くらい前、カンボジアに半年間滞在したことがあって、現地のカンボジア人に「さおりのその細い目はいいね」って言われたことがあります。

その子に出会って、一重って悪いことじゃないし、違う文化の人から見たら美しいって思われることもあるんだっていうことに気づきました。自分がネガティブだと思っていた部分も、見方によってはチャームポイントになるんだという経験が克服するきっかけだと思います。

KAZUHIRO SEKINE

——一番好きな体の部分はどこ?

好きなところは、カンボジア人が褒めてくれた目です。

中高生の時は、一重が嫌いだったし、男子からもからかわれたりしたんですけど、今は一重にしかできないメイクを真似たりして自分らしさを追求しています。

自分の顔をいかすには、どういうヘアスタイルにしてどういうメイクをしたらいいかなって考えるのが楽しい。

——メディアやファッション業界に変わってほしいなって思うところは?

ファッション雑誌を読んだ時に、一重や奥二重の人のコンプレックスを解消するコーナーがあると思うんですけど、それを見ると、一重が悪いことみたいに思えます。

二重であることが正しいって考えちゃって、一重の私はすごく苦しくなります。

一重をいかすファッションやその人の顔をいかすメイク、それぞれの個性をいかすメディア、そのままのあなたをもっと輝かせる特集があったら、素敵なのになって思います。

KAZUHIRO SEKINE

——体について、悩んでいる人にメッセージを

ありのままを受け入れるってすごい難しいです。でも、理想の自分だけじゃなくて今の自分はどういう体をして、どういう顔をしていて、どういう個性があるのかというのをしっかり見てほしいなって思います。理想を追いかけたりするだけじゃなくて、今の自分にしっかりフォーカスして生きてほしいなって思います。

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