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インド在住6ヶ月で感じる、日本の若者が海外で働いて得る価値とは

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こんにちは。インド在住アンバサダーの大角です。

インドに来て、6ヶ月ほど経ちました。

今までは通勤中に見る風景すら新しい発見に溢れ、ドキドキ・ワクワクしていましたが、6ヶ月もするとすべてが日常になりました。

最も大きな変化は、自分が日本にいた時、何に悩んでいて、どんな風に考えていたかということが、だんだん分からなくなってきたことです(笑)。

そんな今の自分だからこそ「若い人が海外で働く本当の価値」について、お伝えできることがあると思います。今回は、出国前だった半年前の自分に伝えるつもりで、今の自分が感じていることを書いてみます。

自分たちの特性を知ることができる


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出国前に海外で働く価値が何かを考えた時、「異文化を知ることができる」「ワクワクできる」「成長できる」「裁量権をもって仕事ができる」など、いろいろと考えました。しかし、今の私は「自分たち日本人はどんな民族なのかを知ることができる」ということが最大の価値ではないかと感じています。

学生時代、初めてヨーロッパ旅行に出て、現地の女性が自分より体格がしっかりして身長が大きかったことに私は衝撃を受けました。

私は身長が166cmあり、日本人女性の中では高いほうです。体型はスレンダーではないので、いつも華奢な女の子と並ぶと劣等感を感じていました。そんな私がヨーロッパでは、誰よりも小さく華奢だったのです。

しかし、それでも私にとってスカートを履いて脚を出すことは何だか気がひけることでした。でも、現地の女性たちは体型に関係なく好きな格好をしていたことが、当時の私にはこれまた衝撃でした。

「今までの自分の悩みは何だったのだろう......」。

外部と接触することで「自分にとっての常識」も変わってしまいました。

海外で知った新しい価値観や考え方


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最近、インドで見たスマホのCMで「内カメラの性能が良く、セルフィーを撮るには最適だ!」と大々的に宣伝していました。Selfie Expert というそうです。

内カメラの性能が良いことは確かに大事だけれど、それを日本人に対して一番のセールスポイントとして宣伝することはないでしょう。それよりも、バッテリーが長く使えて安心とか防水機能、他にもビジネスに役に立つような機能が注目されるのではないでしょうか。

一方インド人たちは自撮りが大好き! ひとりの時でもセルフィーを撮っています。だからこそ、この国ではこの宣伝文句が適しているのでしょう。

引き続きスマホの話になりますが、インドで最も売れているスマートフォンはiPhoneではありません。サムスンなどの韓国製品、他に中国製のものがインド市場のシェアを占めています。

なぜこれらの商品が売れるかというと、安価かつ、インド人が好む多彩な機能を備えているからです。インド人にとっては、友人とコミュニケーションがとれて、アプリが使えて、おまけに内カメラの画質が良ければ、それが世界的ハイブランドのプロダクトかどうかは関係ないのです。

一方、多くの日本人は、高価格であっても、高品質なハイブランド製品を安心して買いたいところでしょう。

このような、日本従来のものと違う価値観や考え方は、海外に出て暮らしてみないと分かりません。日本にいれば、周りは日本人だらけで、日本語を使って、空気で意思疎通ができる環境です。今あなたが常識だと思っていることが、そのままずっと常識として存在し続けるのです。

日本人としての価値


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そのまま日本にいれば、大きな問題はないでしょう。

しかし、私は「自分たち日本人がどんな民族なのかを知る重要性」について伝えたいのです。

それは日系企業が日本人だけで成り立ち、日本人が日本人とだけ働く世界が近い将来なくなった時、「日本人として価値を出せるビジネスパーソン」であることが必要だと考えるからです。

日本は少子高齢化により、否応なしに国内のマーケットは縮小していきます。もちろんその中で伸びていく産業はあるかもしれませんが、私たちが幼かった頃、またはそれ以前の日本のようにはいかないでしょう。

必然的に、外との関わりの中で日本のビジネス展開を考えなくてはいけません。そこには私たちが当たり前だと思っていた「常識」や「価値観」とは違う世界が存在します。私たちは、その価値観の中で「日本人には何ができるのか」ということを考えていく必要があると思います。

若い人が海外で働くということは、今すぐ何かの価値を生み出せないとしても、それを考えるきっかけになります。これが今の私が考える、海外で働く最大の価値です。

海外で働くことで得られる最大の価値


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さまざまな国の人と出会うたび、日本人は本当に特徴的な価値観をもっていると思い知らされます。

私たちは、海外に出たら良くも悪くも「日本人」として見られます。海外の人は、私たちに「日本人」である価値を求めてきます。その時、私たちはどんなことを価値として提供できるのかを、真剣に考えないといけません。高価で高品質なジャパニーズブランドを差し出しても、相手はそれを求めていないかもしれません。

海外で働くと「自分たち日本人がどんな人たちなのか、知ることができる」、これが最大の価値です。またこの感覚が今後、日本のビジネスパーソンにより求められるということが、6ヶ月インドで過ごしてみての今の私の結論です。

また1年後には変わっているかもしれません(笑)。それも含め、今後の動向を見守っていただけると嬉しいです。ぜひ一歩海外に踏み出してみてください。読んでくださり、ありがとうございました!

ライター
Kayoreena

函館市出身、北海道大学医学部卒業。東京で保健師として2年勤め、出版、教育の仕事を経て2016年9月よりインドの人材紹介会社Miraist Private Limitedのコンサルタントとして渡印。インドに来てから毎日ブログ「KayoreenaのIndia Blog」を更新し、インド情報を発信中。また「インドで働く日本人女性のインタビューサイト Miraist Woman」の編集長としても執筆活動中。https://kayoreena920.com/

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