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中国:終わらない人権の守り手への弾圧

2016年03月16日 00時11分 JST | 更新 2017年03月16日 18時12分 JST

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昨年7月からの一連の弾圧の標的になった弁護士のうち、18人が正式に逮捕された。今後、裁判にかけられる可能性が高い ©Amnesty International

ここ数年、中国では人権の守り手たる弁護士への弾圧が続いている。

■ 活動家だけでなく弁護士までも

以前から中国では、活動家の不当な拘束や逮捕が行われていた。もっとも有名なのは、2010年にノーベル平和賞を受賞しながら授賞式に出席できず、今なお獄中にある劉暁波氏だろう。

さらに2年ほど前から目立っているのが、そうした活動家をサポートする弁護士の拘束である。

2014年には、世界的なアーティストのアイ・ウェイウェイ氏の弁護士、浦志強氏が拘束され、昨年12月には懲役3年・執行猶予3年の有罪判決が言い渡された。

▽ 参考記事:「天安門事件25年を前に拘束された弁護士 危険を覚悟で言論の自由のために奔走するその想いとは」(2014年5月29日)

■ 人権派弁護士の一斉拘束

また、昨年の7月には、これまで人権にかかわる様々な事件に取り組んできた弁護士の王宇さんが連れ去られる事件が起き、その後、当局による逮捕が明らかになった。

▽ 参考記事:「中国で急増している弁護士・活動家の拘束と市民の「維権運動」」(2015年7月30日)

彼女が所属する弁護士事務所では、複数の弁護士が逮捕された。それ以外にも人権擁護に取り組む多くの弁護士が拘束されており、半年以上、家族と会うことや、弁護士との面会が許されずにいる人もいる。

■ 使命を全うする弁護士たち

中国の弁護士法によれば、弁護士の第一の使命は「当事者の合法的な権益を保護」することである。

拘束された弁護士たちは、まさしくこのような使命を全うするために、中国の憲法や国際法で認められた人権を擁護するための活動を行っていたのであり、不当に逮捕されたのである。

■ 続く弾圧と必要とされる支援

不当な弾圧はまだ続いている。

2015年7月からの一連の弾圧の標的になった人たちのうち、18人は正式に逮捕され、裁判にかけられる可能性が高い。

現在、中国では日本の国会に当たる全国人民代表大会が行われている。拘束されている弁護士たちが不当な扱いを受けないよう、また一日も早く釈放されるよう、国際社会から圧力をかけ続けるべきだ。

(アムネスティ・インターナショナル日本)

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アムネスティ日本では、中国の弁護士への弾圧について、2015年7月に引き続き、オンラインの署名活動を行っています。拘束されている弁護士・活動家への不当な扱いをやめさせ、人権活動が理由で拘束されていることがないよう、今すぐ、あなたのご協力をお願いします!

▽ 署名:塀のなかで迎えた40歳の誕生日―終わらぬ、中国の人権派弁護士・活動家への弾圧

https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/china_201603.html

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