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メルセデス・ベンツ、組み立てラインの産業用ロボットを人間に戻す

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ロボット人間の仕事を奪うようになる、という話を聞いたことがあるだろう。それは本当かもしれないが、メルセデス・ベンツは産業用ロボットの一部を人間に置き換え、手作業に戻している。結局のところ、ロボットは同社が「Sクラス」セダンで提供している多彩なカスタマイズに対応できないことが分かったのだ。タイヤだけでも4つの異なるタイプのホイールキャップがあり、それに加えてカーボンファイバーのトリムや温度を管理できるカップホルダーなどのオプションまであるのだから、仕方がないことかもしれない。

「ロボットは、顧客の特別注文や当社で現在用意している膨大なバリエーションには対応できません」と、同社の製造責任者を務めるマーカス・シェーファー氏は言う。「より多くの人員を雇うことで経費を節約し、未来に対する安全措置を取ります」。

いくつもの会社従業員をロボットに置き換えた時に、変化は訪れる。国際ロボット連盟(IFR)は先日、2018年までに世界の工場で130万体の工業用ロボットが導入されるという調査結果を発表した。実際、自動車産業では2013年から2014年の一年で、産業ロボットへのグローバル投資が43%も上昇している。しかし、メルセデス・ベンツではオプションが増え続けているため、ロボットは新しいタスクに対応できない。ロボットは同じ仕事を繰り返すのに向いているのだ。

「機械が作業するには、種類が多すぎるのです。あらゆるオプションをすべて扱い、変化に対応し続けていくのは無理です」とシェーファー氏は説明する。

しかし、ジンデルフィンゲンにあるメルセデス・ベンツの工場から、ロボットが完全に撤退するわけではない。機械はガラスのむこうに閉じ込められるのではなく、人間と一緒に作業を行うことになる。メルセデス、BMWアウディは、センサーを搭載した安全に操業できるロボットを、人間の近くに置いて作業させている。

注:この記事は、米国版『Engadget』に掲載されたBilly Steele記者の記事を転載したもの。

By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

(2016年03月05日「Autoblog Japan」より転載)

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