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橘玲

作家

Aaron Webb/Flickr

「女性が輝く社会」はまず官公庁から

世界男女平等ランキングで日本が142カ国中104位と最底辺に位置することに衝撃を受けた安倍政権は、「女性が輝く社会」を掲げ、大臣にも積極的に女性を登用しています。とはいえ、道のりは遠いといわざるを得ません。
2015年06月21日 22時58分 JST
Akira Tachibana

「理想」を実現しても、うまくいくとは限らない――チュニジア襲撃事件に思うこと

国内に複雑な民族・宗教対立を抱えていないチュニジアは「民主化の優等生」と見なされてきました。野党指導者の暗殺による政治の混迷を乗り越え、憲法を制定し民主選挙を実施するところまで漕ぎ着けましたが、今回の事件はこうした努力を台なしにしかねません。
2015年04月06日 14時54分 JST
Mario Tama via Getty Images

なぜイスラームだけが風刺されるのか?

ムハンマドの風刺画を掲載したフランスの出版社シャルリー・エブドがイスラーム原理主義の過激組織アルカーイダの指示を受けたテロリストによって襲撃され、雑誌編集長や警官を含む12名が死亡した事件は世界じゅうに衝撃を与えました。
2015年02月01日 23時09分 JST
Akira Tachibana

ヨハネスブルグは"未来社会"

昨年末に南アフリカのヨハネスブルグを訪れました。ここは「世界一危険な都市」として知られていますが、実際には一般の旅行者がトラブルに巻き込まれることはほとんどありません。
2015年01月26日 01時34分 JST
moodboard via Getty Images

女性管理職の割合が上昇しない不都合な理由

日本企業の管理職はなぜ男性ばかりなのか。かつては、「女性は短大卒が多いからだ」とされていましたが、90年代半ばから短大の4年生大学への鞍替えが相次ぎ、男女の教育格差は大幅に縮まりました。それにもかかわらず、女性管理職の比率は一向に増えません。
2014年09月29日 00時28分 JST
bymandesigns via Getty Images

シリア人質事件でわかる日本人の「自己責任」

内戦下のシリアで日本人男性が原理主義の武装勢力「イスラム国」に拘束されました。男性はシリアの反体制組織と行動を共にし、ホームページに戦禍の様子を掲載するため撮影などを行なっていたようです。邦人が武装勢力に拘束されたケースとしては、2004年4月のイラク人質事件があります。3人の人質のうち2人は若いボランティア活動家で、NGOなどの団体に属さず個人でイラク入りしていました。
2014年09月15日 23時48分 JST
時事通信社

危険ドラッグ問題を解決するもうひとつの方法

脱法ハーブによる暴走運転が社会問題になったことで、「危険ドラッグ」に名前が変わりました。厚生労働省は、アンケート調査などをもとに、危険ドラッグの使用者を40万人と推定しています。危険ドラッグはなぜこれほど蔓延するのでしょうか。
2014年08月17日 23時42分 JST
ANATOLII STEPANOV via Getty Images

ウクライナ危機「親ロシア派」とは何者なのか?

ところで、「親ロシア派」とはいったい何者なのでしょうか。ウクライナ危機は、民族紛争というより地域対立です。ポーランドなどEUに加盟した旧共産諸国と接する西部地区と、ロシアの強い影響下に置かれた東部地区では、経済政策の利害が真っ向から対立してしまうのです。
2014年08月12日 01時23分 JST
 

ブラック企業問題はアベノミクスによる景気回復で市場原理が解決する

知り合いの大学教授から、「居酒屋でアルバイトをする学生の退学が増えて困っている」という話を聞きました。原因は、日本経済の大きな問題になってきた人手不足です。居酒屋や牛丼の大手チェーンが次々と店舗の閉鎖に追い込まれているように、サービス業ではアルバイトの確保に四苦八苦しています。学生はイメージのいいカフェなどで働きたがり、“ブラック企業”のレッテルを張られるようなところには来てくれないのです。
2014年08月03日 23時52分 JST
横尾俊成

集団的自衛権の行使に反対する理屈がわかりにくいのはなぜか

集団的自衛権の行使が閣議決定で容認され、リベラルなメディアは「立憲主義を破壊する暴挙」と大々的に報じていますが、国民の大半は無関心で、首相官邸を取り囲むデモの熱気も福島第一原発事故を受けた反原発運動のピーク時とは比べ物になりません。盛り上がりに欠ける理由のひとつは、反対派の理屈がわかりにくいからでしょう。安倍政権を批判するひとたちの主張は、大きくふたつに分けられます。(1)集団的自衛権の行使にも、解釈改憲にも反対する(2)集団的自衛権の行使は容認するが、解釈改憲には反対する
2014年07月21日 23時22分 JST
 

ワールドカップに出場したボスニアでナショナリズムについて考えた

6月16日午前0時。ボスニア・ヘルチェゴヴィナの首都サラエボの中心にあるショッピングセンター前は群集で埋め尽くされていました。多くは20代の若者ですが、高齢者や女性の姿も混じっています。広場に据えつけられた巨大なモニターにブラジルのサッカー会場が映し出されると大歓声があがり、発炎筒が焚かれ、花火が何発も打ち上げられました。ワールドカップの舞台にボスニア国歌が流れる歴史的な瞬間が訪れたのです。
2014年07月14日 19時04分 JST