BLOG

お金をもらってNGO団体のCMに出演することの是非

2015年04月18日 23時59分 JST | 更新 2015年06月17日 18時12分 JST

シドニーから3大会連続で五輪に出場した元陸上選手と、一緒に考え、議論を深めます。議論は週刊誌AERAの連載で紹介します。いただいたコメントを抜粋・要約することもありますがご了承ください。

 著名人は、商品やサービスの広告宣伝に協力することがあります。商品やサービスの知名度が上がったり、イメージアップという効果があります。私も何度か協力させて頂いたことがありますが、自分が選ばれたと思うととても嬉しい気持ちになります。

 でも、その著名人はPRする商品を全く知らないこともあります。つまり出演者は、その商品を好きだから協力するのではなく、出演料をもらっているから出ているケースも多くあります。

 さて、ここで仮定のお話をしたいと思います。ある著名人が、有名なNGO団体の広告に起用されました。病気で苦しむアジアの子どもたちを救うべく、ワクチンを買うための募金を求めるものです。著名人のイメージがとても良かったため、通常の倍近くとなる、10億円の募金が集まりました。

 ところがある日、週刊誌の記事で、その著名人は2000万円近い出演料をもらっていたことが判明しました。一部では「非営利団体の活動を広報するのに出演料をもらうなんて」と批判の声が上がりました。ところが本人とNGO団体は気にしていません。2000万円の出演料で、普段より5億円も多く集まったからです。実際、集まったお金はワクチンに変わり、昨年より多くの子どもを救うことができました。より多くの子どもを救うのが目的なのだから、広告によって目的を最大化して何が悪いというわけです。

 理屈は分かるのですが、納得できない部分もあります。CMでは、著名人が悲惨な現状を真摯に訴えていました。でもお金をもらっていたと知ると、実は子どもを救う活動には興味がなく、ただお金目的で出演したのかもしれないという疑いが湧いてきます。また、そもそもNGOのCMにお金をもらって出演することへの違和感を訴える方もいました。

 さて、ここで皆さんに質問です。NGO団体の広告にお金をもらって協力することを許せますか、許せませんか。

------------------------------------------------------------------

HP:http://tamesue.jp/

Twitter:@daijapan

Facebook:https://www.facebook.com/tamesuedai

------------------------------------------------------------------