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働き方改革は、会社のあり方をかんがえる改革

2017年07月10日 19時20分 JST | 更新 2017年07月10日 19時20分 JST

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「Warm Heart, Cool Head」をコンセプトに

ゲストや参加者の皆さんと様々な議論を重ねているマザーハウスカレッジ。

先日行われた第61回マザーハウスカレッジは、

働き方改革の旗手であるサイボウズの代表・青野さんと

ハフポスト日本版編集長の竹下さんをゲストにお呼びして

「『会社』はなくなってしまうのか?多様化する働き方と、組織のかたち」をテーマに熱い議論を戦わせました。

経営者として会社作りに執念を持ってやっている(つもり)の僕にとっては、

最高の学びの場でした。

「100人いれば100通りの人事制度があってよい」、

そんな考え方から副業の自由化や柔軟なリモートワークをはじめとして、

多数の自由な働き方を提供しているサイボウズ。

しかし私が感じたのは、むしろその裏側にある

「適切な会社つくりのプロセスと制度設計」でした。

サイボウズがなぜ働き方で最も先進的となったのか?

そこには3つのプロセスがあると感じました。

①創業経営者・青野さんの挫折と覚悟

青野さんは26歳で共同創業者2人創立したサイボウズは、

29歳の時に上場するなど飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

しかし、社長に就任した後に繰り返したM&Aで

十数億円の損失を出し、社員の離職率も28%まで上昇。

社長を辞めることも考えるなど大きな挫折を味わいます。

徹底した落ちたところで腹落ちした覚悟が、

世界最高の「グループウェア」をつくろうということと、

最高のチームワークあふれる社会、

そして会社をつくるということでした。

命を懸ける覚悟が決まったその日から、

全ての行動が変わり、周りもその鬼気迫る覚悟に、

気持ちが動かされていったといいます。

②共通の価値観に基づいた徹底した会社づくり

その覚悟が決まった日から、

サイボウズは徹底して「グループウェア」に集中。

関係ない事業は全て売却、興味ないスタッフにも理解して

もらうことで辞めてもらっていったのです。

その理念のために、血を流すことも辞さない改革でした。

そして「チームワークに溢れた会社をつくる」ために、

徹底した人事制度改革をスタートさせました。

③責任と自由を持たせるロジカルなプロセスと制度づくり

自由な働き方の裏側に、徹底したアプローチがあります。

仕事の見える化を進めるための、グループウェア。

責任を明確にする、質問責任と説明責任というルール。

途中サイボウズスタッフの方も登壇してもらいましたが、

自由の裏側に強い責任を感じられていました。

そして、オフィスの作り方に関しても、

全スタッフを巻き込んで、リモートではなく、

オフィスを作る意味を徹底して考えて作ること。

プロセスにも社員が健全に巻き込まれることで、

自分たちで作った仕組みに責任を持たせていました。

この3つのプロセスがあってこそ、

自由な働き方の先進事例に

サイボウズがなったのだと感じました。

「今の働き方改革が、残業時間削減とかになってしまっている。間違った方向にいっている。」

青野さんが仰ったことは私も強く感じていることです。

実は、副業やリモートワークなど、新しい働き方提案は、

「会社とは何か?」を考えることでもあります。

自由な働き方が成り立つ背景には、

徹底した理念や価値観の共有と、

責任や仕事をシェアする不断の努力があってこそなのです。

逆に言えば、皆が行きたい会社、理念に共感している会社

そのために働いていれば、どこでどう働こうと、

会社に貢献する行動を続けることができるのだと思います。

私たちマザーハウスは、まだまだ働き方という意味では、

サイボウズの背中も見えないくらい後ろにいますが、

沢山のヒントをもらった気がしました。

青野さんの著書「チームのことだけ、考えた」は

会社作りに興味がある人は絶対に読んでほしい本です。

さて次回は、7月12日(水)20時~ マザーハウス本店。

今度は、DIAMONDハーバードビジネスレビューの

前編集長・岩佐文夫さんをお呼びして、

今の会社が役割をどう考え、

働き方改革にどう向き合っているか、

一緒に議論していきたいと思います。

<第1回目は満席になりました>

副社長の山崎です。

ハフポスト日本版との共同開催のマザーハウスカレッジ「『会社』はなくなってしまうのか?多様化する働き方と、組織のかたち」

働き方が多様になっている時代だからこそ、

経営者として会社のあり方...

Posted by Motherhouse マザーハウス on Wednesday, July 5, 2017

ふぅ、沢山書きたいことがあるなぁ。まとまらない。

来週の議論も最高に面白いはず。お時間合う方はぜひいらしてくださいー!