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0円の最強コミュニケーションツール――相手との距離を最短で縮める方法は、笑って、笑わせて、笑うこと

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写真:Ring-side Photos

皆さんは、初対面の人と話す際に何か心がけていることはありますか?

僕はよく、どこかでお互いが「ハハハハ」と爆笑できる、"笑いのポイント"を探っています。誰でも一度は経験のあることだと思いますが、人は相手との共通点(好きな歌手が同じ・コーヒー好きetc)が見つかると、そこに入り込み、安心感を与え、一気に仲良くなることが多々あります。

Aさん:「そのキーホルダー良いですねぇ」

Bさん:「このキーホルダーですか?Green Dayのライブに行った時に一目惚れして買っちゃったんですよー」

Aさん:「え?BさんもGreen Dayファンなんですか?私もです!毎晩寝る前にCD聞いているほど!」

・・・
といった具合に。

しかし、初対面で相手と自分の趣味や考え方で共通点を探るのは難しい。そこで、どこか別のところで一緒に「ゲラゲラ」と笑えるだけで、その場の空気は和み、スキができ、お互いの壁が無くなることがあります。スキができる、というのは端的に、「目線が低くなる・ハードルが下がる」とも言えます。そのため、次の一言で相手の共感を得やすくなる、とも捉えられるでしょう。

フランスの哲学者アランはこんな格言を残しています。

幸せだから笑っているのではない。笑っているから幸せなのだ。

何にもなくても、とりあえず笑みを浮かべるだけで、悲しみを少しでも和らげることはできたりするのです。さらに、笑いはとてつもないパワーを秘めており、伝染していきます。

これは、僕が大好きなドイツでの実験動画の一つです。一つの笑いでこれだけの人々に影響を与え、注目(アテンション)を浴びることができるのです。そしてここで最も注目すべきなのは、この発端は「無」、ただの「笑」だった、ということでしょう。黒のジャケットを着た男性は、決して何か言ったわけでも、行動をとったわけでもなく、ただただ突然笑い始めただけです。

つまり、相手と会話している時でも、そこまで冗談・ジョークを考えたりする必要はなく、表情を少し和らげるだけで相手の気を引くことができる、相手にとって話しやすいような場所を作れる、と思うのです。

そして、この「笑い」がさらに重要になってくるのはプレゼンテーションの時でしょう。ほぼ全員が初対面で、場の空気も重たい。さらに、これを左右できるのはプレゼンター・講演者のあなたのみ。

僕は日々のプレゼンの中に、「ここで絶対笑いをとる!」といったスライドを予め入れ込んであります。ウィットに富んだ写真やキーワードで受ければ、場が和みます。そして次が楽になる。プレゼンは、最初の"掴み"が非常に重要で、ここで相手に与えるファーストインパクトはその後のプレゼンにも大きく響いてきます。ユーモアを最初に織り交ぜることで、相手の意識を向ける事ができます。

意外と、「実はですね、さっき電車を乗り過ごしてしまい、ここまでダッシュで来たので汗が止まらなくて・・・笑」といったちょっとしたストーリー仕立てで始めるだけで相手との距離感を縮め、スムーズに本題に入ることができます。

緊迫感漂う会場でのプレゼンの場合、このようにリラックスしたスピーチをするのは非常に困難。しかし、だからこそ、ちょっとした、普段だったら誰も笑わないような小さな「笑」が、大爆笑に繋がるケースだってよくあります。

先日の僕の講演会では、「どうすれば日本企業がもっとアフリカへ進出するようになるのか?」といったタイトルでワークショップを行ないました。

いくつかのグループに分かれてディスカッションし、あるグループはこんな発表をしました。

グループ:「やはり、"アフリカ=危険"などの固定概念が根付いているのがいけない。AKB48のアフリカ版:『AFR48』みたいなアイドルがアフリカの良さをどんどん世界へ発信していけば、そういったイメージも崩れるのではないでしょうか?」

オーディエンス:「笑」

:「なるほど、確かにインドネシアのジャカルタでもJKT48とかあるくらいですからそれは良いアイデアかもしれないですね。まぁ一つ言うと、アフリカだとAFR480とかになりますかね」

といった具合に(笑)。

このように、一対一での会話もプレゼンも本質は同じで、笑うことで、よりお互いの理解が深まり、ゲームチェンジャーとなりえることもあるのです。

この記事が全然面白くなくても、笑ってみてはどうでしょうか?きっとそこには良い事があるでしょう。
(笑)

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