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本田圭佑リーグ戦初先発に現地は「よくない」「一歩後退」と辛口評価

2014年01月21日 02時15分 JST | 更新 2014年03月21日 18時12分 JST

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■「水曜日にプレーしたこともあり、コンディションも最高ではなかった」

 19日、ACミランはホームでベローナと対戦、1-0と辛勝した。日本代表の本田圭佑は先発出場、63分までプレーし、ビルサと交代した。

 試合前、現地では本田のポジションについて意見が割れていた。4-2-3-1のトップ下なのか、右なのか――。ところが。試合が始まっても、わかりかねる状況だった。本田はトップ下でプレーする時間もあったが、セードルフ新監督の戦術的意向もあり、右に左に流動的に動いていた。2列目の選手のポジションチェンジは激しかった。

 前半はまずまずのプレーを見せていた。中央でタメをつくり、いくつかチャンスも作った。カカとの連携は良好で、前半8分にはゴール前に絶妙なクロス。カカが外してはしまったが、あわやアシストという場面だった。

 またシュートにはつながらなかったが、カカとのワンツーでベローナ守備陣を崩すシーンも見られた。

 今日の本田について現地はどう見たのか? イタリアデビュー戦となった前節のサッスオーロ戦、ゴールを決めた15日のイタリア杯5回戦スペツィア戦では高い評価を得ていたが、今節は得点に絡めなかったこともあり、ミラン番記者の評価は低いものになっている。

「コリエレ・デッロ・スポルト」のピエトロ・グァダーニョ記者は「5」を付け、以下のように寸評した。

「よくなかった。ワントップの下に3人の司令塔を置くこの戦術で、セードルフ監督がポジションを流動的に変えさせていた理由もあるかもしれない。水曜日にプレーしたばかりで、コンディションが最高ではなかった言い訳もあるだろう。ベローナは守備と中盤がコンパクトで、スペースを与えなかったせいもある」

 連戦の疲労とベローナの中盤のスペースを潰す超守備的な戦術により、本田は期待されていたほどの輝きを放てなかったとグァダージョ記者は分析している。

■ 「チームメートと息を合わせるのにはまだ少し時間がかかる」

 バロテッリの決勝点が生まれたのも本田の交代後とあって、評価は厳しい。2試合で平均点以上のプレーを見せていた本田だが、毎試合結果を出せなければ「一歩後退」と断じられてしまう辺りはやはりミランの「背番号10」に対するハードルの高さなのだろうか。

 一般紙はどう見たのか? 「コリエレ・デッラ・セーラ」のアリアンナ・ラヴェッリ記者は「5.5」とし、以下のように寸評した。

「これまでの2試合ほど良くなかった。交代は疲れていたし、まだチームメートと連携面を合わせるのに少し時間がかかるのでは。本田はクオリティーが高い選手ではあるけれど、今日は一歩後退した」

 両記者とも共通するのは「疲労」という点だ。たしかに後半は運動量が落ち、前半に比べると、プレーへの関与は少なくなった。チームに合流してまだ間もないにもかかわらず、12日、15日、19日と三連戦である。CSKAモスクワで最後に試合に出場してから約1ヶ月のブランクもあった。

 恐らく今後も、フル出場ではなくコンディションが整うまでは限定的な出場になるのではないだろうか。そしてまた今後の課題としてあげられるのは、少ない出場時間でいかにして違いを出していくかである。

 この日はベローナの巧みな守備の前にミラン全体が苦しんでいた。時にペナルティエリア内に6人が入り守ることもあったが、この先対戦するチームが同様の戦術でミランを苦しめることはあるだろう。

 引いた相手をどうこじ開けるか。セリエAのトップで戦っていくために求められることだ。不調のミランを救うためにも、本田に求められることは少なくない。

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(2014年1月20日フットボールチャンネル「ミラン本田に現地は「よくない」「一歩後退」と辛口評価。要因は"疲労"と敵の"超守備的戦術"」より転載)

本田圭佑リーグ戦初先発