■次世代の技術が続々。急拡大するウェアラブルデバイス市場

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普段の暮らしの中では、スマートフォンやタブレット端末など、スマートデバイスが急速に普及してきていますが、もうすでにスマートデバイスをさらに進化させた次世代のデバイスが登場してきました。それがウェアラブルデバイスです。

ウェアラブルとは、「身に着けられる」という意味。色々な種類のものが発表され、実用化も進んで来ています。最近では、衣服に埋込むタイプ、ブレスレットや時計型、ゴーグルやメガネのように装着するヘッドマウントディスプレイ型なども登場し、話題となっています。ドイツの調査会社によると、ウェアラブルデバイスの市場は、2018年に現在の6.5倍にあたる1兆2000億円にまで急拡大するとされています。

しかし、これまでのウェアラブルデバイスは、例えばメガネのようにかけると、そこに情報を表示するとか、腕にはめておくとデータを収集して外部のサーバに送信するといった機能が中心でした。表示された情報の中からどれかを選んだり、新たに文字や数字、記号などの情報を入力したりするには、ペンタブレットや別の入力用デバイスを使用しなければならないことが多かったのです。

■なにも持たずに指にはめるだけのウェアラブルデバイス

そこで、富士通は、手には何も持たずに、空中で文字を描くように動かすだけで、文字や数字を入力したり、表示された情報を選択したりできる画期的な「指輪型ウェアラブルデバイス」を開発しました。

このウェアラブルデバイスは、指先に装着して様々な機器の入力操作が可能なデバイスでたった10gにも満たない軽量化を実現。身に着けた人の指先の動きを正確に認識する、高度な認識技術が特長です。モーションセンサーを内蔵し、空中で手書きをする指先の動きを分析。指先の動き、つまり軌跡を追うことで手書き文字を認識するのです。数字の入力では、約95%という高い認識率を達成しています。

■ 一筆書きの軌跡を補正する、高度なテキスト変換技術

このウェアラブルデバイスでは、空中で文字を入力する方式として、「一筆書き」による文字入力を採用していることも特長です。多少の体の動きがあっても空中で文字が書けるように、文字を入力する際には身体のユレによる、指先の動きの成分を抑制して一筆書きの文字の軌跡を生成しています。

ただ、一般に一筆書きでは、ペンやタッチの手書き入力よりも認識率が低下するとか、文字の各部分がつながるため読みにくくなる問題が生じます。そのため、一筆書きの軌跡から文字として不要な連結部分を自動的に認識することで、軌跡データを補正する技術を開発。文字の視認性やテキスト変換の認識率を向上させています。

今後は、設備や車両メンテナンス、インフラの点検といった現場で、作業者が片手で機械や点検用の工具を操作しながらでも、もう片方の手だけで文字や数字、確認記録の入力が必要となる業務などでの応用を視野に操作性を検証。2015年度中の実用化を目指します。

富士通は、これからもヒューマンセントリックで創造的なイノベーションを生み出す社会の実現を、ICTで支えていきます。



【関連リンク】

[プレスリリース]指先で文字入力など操作可能な指輪型ウェアラブルデバイスを開発

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