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森と海と豚。生かされていることを感じ、命をありがたく頂きました。

2015年12月02日 21時59分 JST | 更新 2016年12月02日 19時12分 JST

今回は、モリウミアスに来たこども達に人気だった豚についてです。

「有難豚」という豚を育てる高橋希美さんと2014年に知り合い、即座にモリウミアスでも豚を飼うことを決めました。

takahashi

豚は土を掘り起こす、野菜くずを食べる、糞尿を堆肥にできるなど、農業や自然の循環に欠かせない役割も持っています。

そして何より豚は人懐っこくて愛嬌があり、とにかく可愛いんです。

よく走り回るので、走る様子を初めてみるとびっくりします。

高橋さんは「アニマルウェルフェア」という、ヨーロッパでは広く知られる家畜と人の向き合い方を大切にされていて、そこに共感しました。

通常は半年で出荷される豚。半年しか生きられない動物といかに向き合い、幸せになってもらうか。

そういうことを大切にして、放牧で育てる、餌もこだわる、遊具などを設置して遊べる環境を作る。小屋の中で檻に入れられているイメージが一気に変わりました。

そして7月に、生後2ヶ月の子豚たちがやってきました。

とても穏やかで愛くるしい茶色のチャイリー、ボスのような強さを感じるチョハッカイとトウフ、最後まで小さかったダッチャ、そして唯一のメスでおてんばなラバー。それぞれのキャラクターがあるんです。

夏の間に滞在したこども達は、毎日餌をやり可愛がってくれました。

早いもので、7月に来てから4ヶ月。先週はその豚たちが、モリウミアスを初めて巣立ってゆきました。

そう、出荷です。

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スタッフはそれぞれ複雑な思いで見送りました。育てた動物の肉を楽しみにする半面、可愛がって育てた豚への愛情も重なり、なかには涙をこらえるスタッフも。

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先週末は巣立っていった豚が肉となり、モリウミアスに戻ってきました。

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スタッフ一同とても複雑な気持ちで箱詰めされた肉と対面。つい数日前まで元気に走り回っていたあの豚をイメージすると胸がいっぱいになりました。

そして試食。ロースと肩ロースを丁寧にカットして塩焼きに。それは美味しい肉でした。

でもそれ以上に、こうして生かされている、彼らを自分の肉と血にして体の中で生き続けてもらう。そんなことを感じながら、ありがたくいただきました。

滞在された方々とバーベキューをして、命をいただくことを感じる大切な週末となりました。

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