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人々の関心が高過ぎた「東京駅開業100周年記念Suica」

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東京駅丸の内南口(2012年10月撮影)

夕方以降のニュース番組で、東京駅の大混乱が報じられていた。しかもトップニュース。マスコミ各社は「東京駅開業100周年」を盛大に祝うはずがトラブルを報じるハメとなった。

■発売自体が珍しい"記念Suica"

「東京駅開業100周年記念Suica」が注目を集めたのは、東京駅開業100周年と秀逸な図柄のほか、発売自体が珍しい"記念Suica"であることも大きい。

磁気式プリペイドカード全盛の時代は、記念カード(例えば、新型車両のデビューや路線の開業など)の発売頻度が高いほうだったが、SuicaやPASMOといった交通系ICカードの普及に伴い激減した。同カードは繰り返し使える"長寿命"が特徴で、特に定期券機能つきの場合、自動改札機にタッチするだけで乗り越し精算もできる。さらに日本全国の鉄道で相互利用できるようになり、クレジットカードと同様、"一生使えるカード"に成長した。

JR東日本では、過去に"記念Suica"を何度も発売しており、大きな混乱は起こらなかった。

■東京駅の販売にこだわるなら、場所を比較的人通りの少ないところにすべきだったのでは

今回、「東京駅開業100周年記念Suica」の販売で混乱をきたしたのは、限定15,000枚の即日完売を懸念したのか、約9,000人駆けつけたことが大きい(関東地方以外から駆けつけた人もいた)。ニュース映像を見る限り、JR東日本が東京駅の外にパイロンやそれをつなぐ棒など用意せず、"読みの甘さ"を指摘されても仕方ない。

東京駅2013年度1日平均の乗車人員は、JR東日本415,908人、JR東海約93,000人、東京メトロ181,208人(同社のみ乗降人員)。これだけの利用客がいるのだから、JR東日本が混乱の発生を予測しなかったのが不可解だ。

例えば、東京駅の販売にこだわるなら、場所を比較的人通りが少ない京葉地下丸の内口側の丸の内自由通路付近に特設ブースをつくる手もあった。警備費用など人件費がかかるデメリットはあるが、安全が確保しやすいメリットもある。

■ネットオークションに怒り

ネットオークションサイト『ヤフオク!』にアクセスすると、 「東京駅開業100周年記念Suica」が出品されていた。"原価より高いカネがほしい"という理由だけで長時間並んでまで購入したあげく、売るという行為は「卑劣」としか言いようがない。さらに運行終了が決まっている寝台特急〈北斗星〉、臨時寝台特急〈トワイライトエクスプレス〉のきっぷまで出品されており、心から乗りたい人の思いをあざ笑う行為で非常に不快だ。

ネットオークションを運営する側も、出品可能な商品を選ぶべきではないのか。私は転売する側、それを容易に認める側の良心を疑う。

Yahoo!ニュース個人より転載)

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