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大動脈の不通

2014年10月07日 14時55分 JST | 更新 2014年12月06日 19時12分 JST

"2014年最強台風"の台風18号が東海地方を直撃した影響で、JR東海エリアの東海道本線は、一部区間で不通が続いている。

■東海道本線由比―興津間は、復旧まで相当な日数を要する模様

東海道本線は、由比―興津間、鷲津―新所原間で土砂崩れが発生した。前者については、復旧まで相当な日数を要する模様だ。日本テレビの『news every.』によると、前者で土砂崩れが発生した、静岡市清水市の24時間雨量(2014年10月5日9時30分から24時間計測)が観測史上最高の398.5ミリを記録した。

東海道本線は、言わずと知れた"日本の大動脈"。長距離旅客輸送は東海道新幹線がメインだが、貨物輸送は現在でも"大街道"である。特に普通列車が走らない時間帯は、運転本数も多い。

■貨物の影響を懸念

東海道本線一部区間の不通で、私は貨物の影響を懸念している。

例えば、東京23区内から荷物を宅配便(陸便)で発送する場合、北海道、四国、九州、広島県、山口県、沖縄県以外は翌日に届く。しかし、今回の東海道本線一部区間の不通で、地域によっては、配達が1日以上遅れる恐れもある。

貨物列車が運転できない場合、トラック輸送の切り替えも考えられるが、ドライバー不足の影響で、手配がスムーズにできるのかがカギとなる(昨今、ドライバー不足の影響で、貨物列車の需要が高まっている)。航空便の場合、遠方でも早く届くぶん、送料も高い。陸便は費用、時間とも"ほどよい"のだ。

宅配便以外でも、消費者にとって欠かせない生活必需品などの入荷が遅れる恐れもある。

■東海道本線新居町―豊橋間は、2014年10月7日昼頃復旧予定

JR東海ホームページによると、鷲津―新所原間で発生した土砂崩れの影響で、新居町―豊橋間で運転を見合わせているが、2014年10月7日昼頃に復旧する予定である(復旧までのあいだ、バス代行輸送は実施しない)。

そのほか、熱海―富士間、興津―新居町間は、列車の運転本数を減らす。しかし、残る富士―興津間(18.1キロ)は終日不通となり、バス代行輸送も実施しないという(バス事業者への手配がうまくいかなかったことや、道路事情によるものと考えられる)。通勤、通学などで鉄道を利用する人々にとって、代行輸送すらないのは納得いかないと思う。

"非常事態"なのだから、同社は東海道新幹線新富士―静岡間、浜松―豊橋間の振替輸送を検討していただきたい(参考までに、富士駅南口―新富士駅間の路線バスあり)。

Yahoo!ニュース個人より転載)