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088 | 睡眠博士に聞く、眠りとカラダの深い関係(前編)

2014年11月20日 01時55分 JST | 更新 2015年01月06日 19時12分 JST

人間が生きていくために、絶対欠かせないもののひとつ、「睡眠」。すっきりと目覚めた朝は、その日一日を快適に過ごせるし、寝不足が続くと頭が働かず、仕事でもミスを連発......など、自分の昼間の活動内容が、眠りの質によって左右されていることを実感することもあるのではないでしょうか。

そこで、今回は枕メーカーの「ロフテー株式会社」の睡眠改善インストラクター・矢部亜由美さんに、正しい睡眠についてお話を聞きました。

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―そもそも、睡眠は体にどのような影響を与えているのでしょうか?

「みなさん、体を休めるためにだけ眠っていると思いがちですが、実は脳を休めるために眠っているんです。つまり、人間の脳は眠らない限り休まらない。2時間の睡眠不足は、お酒を飲んでほろ酔いになっているのと同じくらい脳の働きを弱めます。ほろ酔いで運転する人はいませんが、少しの睡眠不足だったら運転してしまう人もいると思います。でも実は同じくらい危険なんですよ。」

―長い時間、たくさん眠ればよい、というわけではないですよね?

「必要な睡眠量というのは、人それぞれ違います。自分の適正な睡眠時間を知るには、昼間、活動的に動けているかどうか、見てください。昼間いつも眠い、イライラしているなどの現象が起きた場合は、睡眠時間が足りていないと思ってください。本来必要な睡眠時間が取れていない人は、休みの日にたくさん寝てしまうという傾向もあります。自分に合った睡眠時間で、質のよい眠りをとることが大切です。」

―質がよい睡眠というのは、どのようなことでしょうか?

「寝付きがよい、途中で目覚めてもすぐ眠りにつける、朝すっきりと目覚められる、日中イキイキと活動できる。この4つのポイントが満たされていれば、よい睡眠をとっていると言えますが、なかなか難しいんです。質のよい睡眠を取るポイントとしては、寝る1~2時間前の過ごし方がとても大切になります。寝る直前までスマホやPCの画面を見ているのは今日からやめましょう。まずは1週間、ベッドにスマホを持ち込まない生活をしてみると、眠りの変化を感じる事ができるかもしれません。」

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―寝る前に、やったほうがいいことはありますか?

「人間の深部体温は昼から夜にかけて上昇し、それが下がっていくときに眠くなります。なので、40℃くらいのぬるめのお風呂にゆっくり入って、体温を少し上げて、眠る頃に体温を下げていくようにすると、スムーズに寝つきやすくなります。お風呂あがりはストレッチなどをして、リラックスして過ごしましょう。眠れないからといってお酒を飲むのはNGです! お酒には入眠作用もありますが、それは一時的なもの。同じく覚醒作用もあるので、途中トイレなどに起きてしまうと、再度眠りにつくのが難しくなります。晩酌で楽しむ程度にしましょう。」

後編では、昼寝の必要性、よりよい眠りにつくための快眠グッズについて深くご紹介します。

イラスト/榊原ミドリコ、文章/宮原未来

矢部亜由美

●やべ・あゆみ

〈ロフテー株式会社〉の快眠スタジオという部署にて、睡眠改善インストラクターとして活動中。「眠り」についての講演会を行うなど、質のよい眠りの重要性を伝えている。

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(「からだにいい100のこと。」より転載)

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