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素粒子をゲームで操る、科学とデジタルとアートが融合したアプリ"Matter"

2014年10月23日 14時21分 JST | 更新 2014年12月22日 19時12分 JST

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もしもこの世を形作る「素粒子」を操ることができたなら?

"Matter"はそれを叶えるゲーム。スイスはローザンヌ美術大学の卒業生が新設したスタジオ、Fragment.Inで制作中で、2015年夏にiPadAndroid向けにリリースされる予定です。

現在は動画配信サイトvimeoで、そのアプリが動作する様を垣間見ることができます。

3D空間上に点在する三角形や四角形の素粒子を、光のビームでつないでひとつの原子にしていくようですね。

Fragment.Inやローザンヌ美術大学は過去にも、インターネットによるクラウドソーシングを利用したコンピュータ・オーケストラ(記事)を制作したり、数理曲線を応用したアートを作れるウェブサイト(記事)を公開したりと、学術分野とデジタルとアートとを融合させた作品を一般でも楽しめるような形で公開しています。

Matterを制作しているFragment.Inのローラ・ ペルノー(Laura Perrenoud)氏は、私たちへのメールの中でこう語ってくれました。

私は素粒子の世界に魅了されています。素粒子の多くがじつは空虚であるということ、私たちがそれを想像することもできないという事実を愛しています。

私たちが物質と呼ぶものは、ほとんが幻想で実際にはエネルギーと情報だけなのです。

それはずいぶん程遠い存在に思えますが、それでも私たちはなんとかその存在を知っています。

私はこれらの懸念や観測をシェアしたいと思っています。Matterを遊んで関心を持ってほしいと思いますが、何かを学び、私の想像の世界に飛び込んでくれたら嬉しいです。

素粒子がどのように見えるか本当には分かりませんが、私たちはそれを考えることができますし、私はそうしています。

普段は意識することのない学術的、専門的な分野でもこうして誰でも楽しめるようにする取り組みは、アートが担う新たなコミュニケーションの形となるのかも知れません。

リンク:Fragment.In

(2014/10/22 未来スコップ「素粒子をゲームで操る、科学とデジタルとアートが融合したアプリ"Matter"」より転載)

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リンク:Fragment.In