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2019年ワールドカップ日本開催、ラグビーをめぐる国際的な巨大ビジネス

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昨年のラグビーワールドカップは、ラグビーにとって史上最大規模で、最も深く"つながり"を得たイベントでした。記録という記録がフィールド内外で破られ、ラグビーのブランドをはじめ、スポンサー企業やクラブチームにも膨大なチャンスが広がることになりました。

2015年、ワールドラグビー(ラグビーユニオンの統括団体)は、世界中のラグビーファンや視聴者に忘れられない瞬間をライブで提供しました。この年のワールドカップは英国では、2011年のニュージーランド大会と比べて、6600万人以上の視聴者数を獲得しました。

英国やアイルランドでは、クラブチームもますます強大になりつつあります。クラブチームや各国のラグビー協会では次々と新しいスポンサー契約が締結。新しい冠スポンサーやソーシャルチャンネルで大型の投資が行われるなど、改めてそのポテンシャルが注目されています。

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◆スポンサーシップの成長

ラグビーは国際的にも進化しています。ここ4年でみても数々の大きなスポンサーシップが見られるようになりました。スポーツ業界でグローバルなスポンサー投資額は、2012年から2015年にかけて21%もの成長を記録しました。

英国だけで見ても、ラグビーは1位サッカー、2位モータースポーツに続く、3位となる3億6000万ポンドの投資額を記録しています。2012年から2015年の間、英国とアイルランドのスポンサーシップ総額では、ラグビーが8%を占めました。

今後、2017年にはシックスネーションズ(欧州6カ国対抗)と英国大手銀行「ロイヤルバンク・オブ・スコットランド」(略称RBS)のスポンサー契約が終了しますが、新しい冠スポンサーが迎えられるのか注目されます。

イギリス国内でも、ラグビーのプレミアシップが「Aviva(アヴィバ)」との6年間の冠スポンサー契約を終えるので、2017/18シーズンは冠スポンサーが未定となっています。

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◆大型のスポンサー契約

ラグビーにまつわるその他のビッグニュースは、「Guinness」(ギネス)がプロ12(スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリアの4ヶ国で行われるリーグ戦)のスポンサー契約を4年延長したこと。

また、英金融サービス会社「Old Mutual Wealth」とイングランドラグビー協会が、男子と女子のオータム・インターナショナルズ(11月のテストマッチ)で4年のスポンサー契約を結んだことなどがあげられます。

また、「アンダー・アーマー」は、ウェールズラグビー協会と9年のパートナー契約の延長を締結したばかり。オータム・インターナショナルズの冠スポンサーにも就きます。

ウェールズ協会はミレニアムスタジアムのネーミングライツで、地元住宅金融組合「Principal Building Society」と10年の大型契約を結び、同スタジアムは「Principal Society Stadium」に改名されました。これはウェールズ協会にとって歴史的な出来事になります。

今年、英資産運用会社「Standard Life Investments」は、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ(4年に1度結成される英国4協会の連合チーム)のメインパートナーとなり、2017年度のニュージーランドツアーでのユニフォームスポンサーとなりました。

ラグビー内では、なおもスポンサー企業やチームに大きなチャンスがある状態です。ヨーロッパで最も注目されるヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(ラグビー版UEFAチャンピオンズリーグ)では、好カード・好ゲームでブランドが露出し、熱気が高まることで、国内外の企業から注目を集めています。

英国とアイルランドでは、ラグビーのスポンサー投資額が1年で16%も増加し、2015年には1億1700万ポンドに達しました。加えてラグビーでは、国内企業からの投資額もここ4年で成長しています(2012年は7%だったのが2015年で11%に)。

◆2019年は日本開催、今後は...

2019年のラグビーワールドカップは日本で開催されます。試合は国内各地の12のスタジアムで行われ、開催によって、経済効果やスポーツ熱の向上、観光促進を生み出します。

2015年のラグビーワールドカップでは、アジアがサクセスストーリーの主役となりました。アジアでの視聴者数はトータルで69%増、生観戦では221%増をマーク。なかでも日本代表チームの快進撃は、多くの人々をテレビに釘付けにしました。

日本で開催される次のワールドカップはビッグチャンスとなります。課題は、若い世代への訴求でしょう。PCやタブレット、スマホといったプラットフォームの選択肢が増えたことで、人々は時と場所を選ばず、自由に見たいものを見られるようになりました。こうした傾向は特に18歳から24歳の年齢層で顕著となっています。

ワールドラグビーが戦略の中心に据えているのは、ウェブと中継コンテンツの充実。SNSやデジタルコンテンツは今後もファンを結びつけるツールとなりますが、同時に無料でストリーミングする場を提供していくことも、視聴拡大のカギとなるでしょう。

ワールドラグビーの最高責任者ブレット・ゴスパー氏は、「ラグビーは絶えず、世界中で新しいプレイヤーや視聴者、そして商業パートナーに訴え、惹きつけ、インスパイアする。(中略)グローバルにラグビーの関心を高めていくという我々の目標は明らかに前進している」。

「リオ五輪、昨年のワールドカップでの数々の成功に続き、2019年の日本でのワールドカップはさらなる関心を集める機会となる。我々は従来のマーケットを超え、今までにないチャンスに恵まれている」。