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日本の皆さん。「国民総休日・働いてはいけない日」を作りませんか

「休むこと」は最低限の人間的活動に必須である

2017年11月20日 18時25分 JST | 更新 2017年11月21日 12時39分 JST

長時間労働が大問題になっている日本。プレミアムフライデーを有給消化対策として使う企業や、残業隠しのためにタイムカードの改ざんを行うなど、もうやりたい放題です。

それに対する政策はいろいろとあるでしょうが、わたしはあえてこれを提案したい。

「国民総休日」!

日本には「みんな働かない日」が必要だ

ドイツに移住して数日後の朝6時。時差ボケしていたわたしは、早起きついでに朝ごはんを買おうと、スーパーに行きました。

でもその日はあいにくの日曜日で、スーパーは閉まっていました。ドイツをはじめキリスト教の国では、日曜日は「安息日」、つまり「休む日」なんです。

日曜日は電車やバスの本数も減りますし、お店も基本的に閉まっているので、街は閑散とします。

一部のカフェやレストランなどのサービス業、警察官や医療関係者は働いてますが、基本的にみんな休みです。みーーーんな休みなんです。

最初は「不便じゃない?」「ヒマじゃない?」なんて思っていましたが、いまは「日本にもこういう日があったらいいのになぁ」と思うようになりました。

とにかく予定が合わない日本人

小学校のとき、お盆休みは毎年、家族で山口のおばあちゃんの家に帰省していました。親戚の一家も集まっていたので、すごく賑やかでした。

でもわたしが中学生になって部活をはじめて、お育てがひと段落したお母さんも仕事しはじめると、家族の予定がまったく合わなくなってしまいました。

大学生になってからはサービス業のバイトをしていたので、年末年始ですら家族の時間をとるのに一苦労。

大学を卒業後、アパレル系で働いている友だちは「土日はムリ」って言うし、会社勤めの子は「平日は残業次第で遅くなる」って言います。同窓会でも、「仕事の予定がわからない」と、出席できるかわからない人が続出。

とにかくみんな、予定が合わないんです。

国民総休日があったっていいじゃないか

だからもう、「みんな働かない日」を作っちゃうのはどうでしょう。プレミアムフライデーならぬ、グータラサンデーみたいな。

(ネーミングセンスへの苦情はご遠慮ください)

看護師や警察官の方たちはそうかんたんには休めないでしょうが、少なくともそういった仕事以外はもう全部、強制休みにしてもいいと思うんです。

そうしたら、友達と会ったり家族で過ごす時間が取りやすくなります。「絶対に休める日がある」っていうのは、精神的にもずいぶん楽ですよね。

なんなら、「総休日に仕事の連絡をすることは違法」くらいにしちゃってもいいかもしれません。

大事なのは、「休むことに罪悪感がない日」「みんなが休める日」を確保することです。

「休むと不便になる」というクレーマー

こんな提案をすると、「カラオケもコンビニも映画館も閉まってるのか? ヒマじゃないか! 不便だ!」と言う人がいそうですが、そうです。ヒマなんです。

ドイツでは閉店法がずいぶん緩和されたとはいえ、日曜日はやっぱりすごく不便です。でも別に、365日便利じゃなくても普通に生きていけます。

たしかに、みんな休むと不便にはなります。でも、あなたが大切な家族や恋人、友人たちと一緒に過ごしたいと思っているのと同じように、ほかの人だって大切な人とのんびりした時間を過ごしたいと思ってるはず。お互い様ですね。

ちなみに、わたしの日曜日の過ごし方はこんな感じです。

午前中はお仕事して、お昼ご飯を食べて、午後は部屋の掃除をしたりお散歩をしたりして、夜はパートナーと映画を見る。

たまに「友だちとカフェに行く」なんてイベントが発生したりもしますが、だいたいこれで1日が終わります。

ドイツに住んでる人って、たぶんみんなこんな感じで日曜日を過ごしてます。休む日なんだから休んでなにが悪いの?って感じです。できることの選択肢も少ないですしね。

あと正直なところ、慣れればそんなに不便ではありません。

20年くらい前は、お盆と年末年始にデパートが閉まっていましたよね。それを前提として動けば困りません。

「休むこと」は最低限の人間的活動に必須である

「休みをいかに生産的に使うかが成功者と敗者の分かれ目」、「ゴロゴロして時間をムダにするな」のように、「休みを有意義に使わないと」とプレッシャーを感じたことはありませんか?

休みっていうのは、「仕事がない日」ってことじゃないですよね。休息すること、安らぐってことです。

究極に言えば、なにもせずにムダな時間を過ごすことが「休む」ってことじゃないんでしょうか。

「休み=怠惰」だと思っている人がいますが、それもちがいます。

「全力疾走したあとに息を整えるために立ち止まったら、それは怠惰ですか?」っていうのと同じで、がんばったあとに休むのは当然です。

でも日本は、休むことを軽視しがちですよね。

だから、たとえば月一回、せめて祝日だけでも「国民総休日」にして、国が休みを保障するくらいしてもいいと思います。

たかがブロガーひとりが提言したところでそのとおりになるとは思いませんが、個々人で「今日は絶対に働かない日」を作ったり、「せめてお盆や年末年始は休もう!」と呼びかける人が増えたりしたらうれしいです。

そうすれば、そのうち本当に「国民総休日」ができたりするかもしれません。

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