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私はいつも感じてる。どこか間違った母親じゃないかと

2016年01月19日 17時24分 JST | 更新 2017年01月18日 19時12分 JST

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私はいい母親じゃない、座って何時間も一緒に遊んだりしていないし。私はいい母親じゃない、マインクラフトのゲームで一緒に町を作ってあげないし。ポケモンだって知らないし、別に知りたいとも思わない。この点で私は、自分が母親失格だってよく分かっている。

夫には感謝してる、子供と一緒にマンガを見たりゲームで遊んでくれるし。小さな庭で子供が投げたボールを追っかける夫の姿には、思わず微笑んでしまう(でもどうかガラスを割らないで)。 子供と相撲を取って、くすぐり合いっこになったら、私も大声で笑う。もっとやって。

私は、そんな母親じゃないだけ。

私が出産を控えていた頃、子供を産むことは怖かったけど、心に誓ったの。そう、無事に生んで、そして、世界一可愛がってあげるんだと。当時私はシングルマザーで、男の子が2人いた。毎日長い時間働いて、帰って来たらダンスパーティー。2人の子と一緒に声を張り上げて歌を歌い、音楽と同じくらい大きな声で笑った。

その子たちが生まれる前は、サクランボ入りのチーズケーキを食べていた。元気に生まれてくる子のダンスが見たかったから (チーズケーキは私の好物)。

生まれたあなたを初めて見たとき、あなたが私の心をつかんで絶対に放さないと分かった。それから次の子が生まれ、そして3人目。そのたびに私の心は大きくなって、みんなを包んだ。

あなたたちがまだ赤ん坊だった頃、私はあなたを見つめたままずっと眠れない母親だった。私の胸のなかで眠るちっちゃな赤ちゃんの感覚は今でも覚えている。今、子供たちが眠る姿を見ても、あの頃のボール模様のパジャマを着た、ちっちゃなあなたの薄い髪や透き通った肌、暗い色のまつげは、はっきりと目に浮かぶ。

あの頃私はひと晩中、あなたをゆらゆら揺すっていた。泣きだしたら、叩いたりつついてみたり、シーと頼んだり。あなたが体をぶつけて痣ができるたびにパニックになる母親だった。あなたのウンチさえ可愛くってキスする母親だった。指先をちょっと切っただけで、何時間も病院で待ってギプスや包帯姿の心配をする母親だった (ちゃんと安全はさみを使っていた)。

初めて保育園へ行った日、あなたの足を幾重にも布でくるんだ母親だった。そして私は、インターネットで勉強をする母親だった、あなたには私が必要だったから、私は家で働かなければならなかったから。

今私は、連絡帳にサインし宿題をチェックしお弁当を詰める母親。私は、子供を医者に連れていき、歯医者の予約を取り、学校の面談に行く母親。子供が有名な運動選手が着ているのと同じ服を学校に着ていくために、自分はスーパーで買った服ばかりを何年も大切に着続ける母親。

私は、下手なダジャレをいいながら、調子っぱずれに歌い、わざとボケてみせる母親。あなたに笑ってほしいから。私は、世界中の宝物と引き換えてもあなたの笑顔を選ぶ母親。

私は、理由なんてなくあなたをどこまでも愛している母親。そして、いつもその愛をあなたに伝えようとしている母親。

それでも私はいつだって、自分がどこか間違った母親じゃないかと感じている。

私は、慢性の反復性うつ病の母親です。全般性不安障害に罹った母親。PTSDを患う母親。慢性的な片頭痛を持つ母親。慢性痛に悩む母親。私は美容院より病院に足しげく通う母親だ (そう、この前美容院に行ったのがいつだったか思い出せもしない。医者の予約は明日だけど)。

私は、毎日毎日片付けることがたくさんあってへとへとになっている母親、あなたが「普通の」生活を送れるように。あなたの洗濯物が乾いたのを座って片付けながらも、次の洗濯をする母親。あなたがちゃんと毎朝シャワーができるように、水道料金の払い忘れを心配する母親。私は、あなたの爪を切り、歯磨き粉を買い、消臭剤のスプレーを忘れないよう口うるさく言う母親。

そして私は、いろんなことをついつい忘れる母親。誕生日とかクリスマスとか、大切な日を忘れたことはないけれど、歯の妖精がお金を与え忘れたことは何回かある。でも、あなたが忘れないでねと言ったことを忘れたのは何回もある。昨日だって、あなたが(ラグビーの)ゲームで58回もタッチダウンを得てフリースローも1回、そして出てきたのが、ええと、ヒヨコだったっけ?、もう覚えていない。

でも私は、ちらっと見ただけであなたが何を怒っているのかが分かるし、悲しかったり怒っていたり、うれしそうに興奮しているときにちゃんと話を聞いてあげる母親。もっとも、あなたがポニーたちに付けた名前も、憧れの(NBAの)レブロン選手の成績も、どうやってそれを調べるか教えてくれたのさえ、とっくに忘れてしまったけれど。

私は、ドラゴンがあなたに近づけばぶち殺すだろうし、あなたを傷つける者がいれば口から火を吐くような母親。

私はまた、夕食の支度に必要以上の心配ばかりする母親。あなたに体に悪いほどたくさんのマカロニやピザロールを食べさせる母親。洗濯の済んだ衣服をソファーに高々と積み上げる母親、だってこのごろ腕がひどく痛むので洗濯物をなかなかたためないから。

私は簡単に言い負かされる母親。何かたいへんなことが起こるとすぐに逃げ隠れする母親。そして私は、あなたががっかりするようなことを私がした後でトイレで大声で泣いてしまうような母親。

私は、あなたのことが心配で夜通し起きているような母親。私は、あなたが大切にしているものも「好きになった人」も、全部まとめて守りたいし、あなたがある日それを嫌いになったら、追い出して扉をバタンと占めてやりたい、と願うような母親。

そう、私は、あなたのことがとことん大好きな母親。あなたは私の子供たち、私の命を毎日支えてくれている。私は、何とかあなたに相応しい親になろうと一生懸命な母親、もちろん、あなたが望むような母親ではないかもしれないけれど。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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