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4コマまんが「ジャンケンポン」、連載15000回でギネス世界記録に 48年前からほぼ毎日連載

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朝日小学生新聞で連載中の4コマまんが「ジャンケンポン」が連載1万5千回を超え、ギネス世界記録に認定されました。東京・築地で20日、作者の泉昭二さん(84歳)に公式認定証が手渡され、読者の親子約100人が祝いました。

ジャンケンポンがギネス記録


ジャンケンポンが「世界一」として認定されたのは、ギネス世界記録の「Most strips published for the same yonkoma manga series(ひとつの4コマまんがとして最も多く発行された回数)」という分野です。20日の「達成おめでとうの会」で、ギネス公式認定員の石川佳織(いしかわ・かおる)さんから公式認定証が手渡されました。お祝いで集まった朝小読者の親子らの前で、泉さんは「緊張するといいものができないので、毎日楽しみながら続けてきました」と語りました。(過去の名作集は、ページ下に)

ジャン、ケン、ポンの3兄弟の日常をえがいた「ジャンケンポン」は1969年9月から、新聞の休刊日を除いてほぼ毎日、連載を続けています。2013年1月に、毎日新聞の「まっぴら君」が作った1万3615回の記録を抜き、今も記録を伸ばし続けています。16年12月15日付で1万5千回をむかえたのをきっかけに、朝日小学生新聞がギネス世界記録に申請しました。連載回数を数え直したところ、通し番号がなかった特別号なども含めると16年11月24日付で1万5千回を達成していたことが認められました。

会では読者を代表し、ジャンケンポンの大ファンだという親子から花束が贈られました。小学1年生の女の子は「1万5千は想像もつかない数です。まだ続くように、これからも頑張って欲しいです」。

目標はもたない、毎日毎日続けるだけ


会では、50年近い連載の中から世の中をユーモアたっぷりにえがいた名作をふり返りました。例えば、1977年9月3日、元巨人の王貞治(おう・さだはる)さんが756本のホームランの世界記録を樹立したニュース。まんがでは、ケンがお風呂で756秒を数え、のぼせてしまうというオチです。

泉さんは情報の多くを新聞から得ていると言います。また、買い物中にも人の動きをよく観察し、アイデアを練ってきました。ジャンケンポンが世代を超えて愛される理由を聞かれ、「親近感をもってもらえるようなキャラクターだからじゃないかな。大人も子どもも、ジャン、ケン、ポンを自分に当てはめているのでしょう」。

世界記録の達成で、周囲は騒がしくなってきました。しかし「回数を考えながらかいてきたわけではない」と、自身は冷静に見ています。今後の目標について泉さんは、「『目標はあと何回』と言おうと思いましたが、それを言っちゃうとかけなくなってしまいます。だから目標はありません。ただ毎日毎日続けるだけです」。


【日本漫画家協会理事長ちばてつやさんから、お祝いのことばが届きました】

4コママンガはとっても小さな世界なのに広くて深い人間の特徴もユーモアも描けるすばらしい表現媒体だ。それだけに奥が深く、一作一作創るのは骨が折れるしものすごくムズカシイ。泉さんはそれを毎日毎日描き続け、一万五千...という、気の遠くなるような金字塔をうち立てられた。「ギネス」に記録されたのも嬉しいが、84歳を過ぎてもお元気で、しかも「楽しんで」子ども達のために『ジャンケンポン』を描き続けておられる泉昭二さんは、今や日本のマンガ界の至宝だ。


【泉さんに質問】

Q(質問) どうして「ジャンケンポン」をかくことになったのですか?
A(泉さんの答え) ぼくは大人向けのまんがをかいていたんですが、朝日小学生新聞に子ども向けのまんがをかいてみないかと誘われたんです。

当時の編集長からは「1年生から6年生まで、みんなが読めるようなまんがを」と言われて、年齢のちがう3人きょうだいを主人公にしようと思いました。だからジャンは5、6年生、ケンは3、4年生、ポンは幼稚園児なんです。

Q 「ジャンケンポン」というタイトルにしたのは?
A 子どもたちになじみのある遊びから考えました。

Q アイデアを思いつかないときはどうしますか?
A 考えるしかないの。ジャンやケン、ポンだったらどうするかなとか、人間がやることをミーヤ(ネコ)にやらせたらおもしろいんじゃないかとか、全然知らないおじさんを出したらどうなるかなとか、ありとあらゆることを考える。無我夢中です。

Q いつからまんがをかいていますか?
A 小学校に入る前から、新聞のチラシの裏にかいてました。戦争中だったから、戦車や飛行機なんかをかいていたの。今は平和で、楽しいことがいっぱいあってうらやましい。

Q 長く続けられた理由は?
A 体がじょうぶで、大きな病気をしなかったことが一番だと思います。あとは、楽しくやってきたこと。まんが学校の先生から「まんがは人を楽しませるもの。だから自分も楽しまなきゃだめ。苦しまないで楽にかきなさい」とよく言われた。本当は苦しくても、楽しいつもりでやりなさいっていうことだと思います。そういう気持ちでやってきたから、ここまで続けてこられたんだと思います。

Q 4コマ目でよくずっこけますが、どうしてですか?
A ずっこけるの、面白くない? いろんなオチのつけ方があるけれど、あれがぼくの一つのやり方なんだよね。ずっこけたときに、深刻な顔じゃなくて、目が笑ってるでしょ。見て、楽しんでもらえるようにと思っています。

【過去の名作集】

1) 記念すべき第1回目(1969年9月30日掲載)
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2) 第1万5000回目(2016年12月15日掲載)
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3) 第109回(1970年2月6日掲載)
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70年3月14日~9月13日【大阪で万国博覧会】
世界の国々が進んだ技術や物、文化を紹介する「国際博覧会」のことを「万国博覧会」(万博)といいます。アジア初となる大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」。77の国と地域が参加し、6421万人が訪れました。会場では、前年にアポロ12号が持ち帰った「月の石」、岡本太郎さん制作の「太陽の塔」が人気でした。

4)1278回(1973年11月29日掲載)
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73年【第1次石油危機(オイルショック)】
エジプトなどのアラブ諸国とイスラエルとの間に起きた第4次中東戦争で、アラブ諸国はイスラエル寄りの国々に対し石油の輸出を制限し、値上げしました。原油の値段は4倍になり、世界経済は大混乱。日本ではモノ不足がうわさされ、スーパーではトイレットペーパーをうばい合うすがたが見られました。

5)2420回(1977年9月1日掲載)
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77年9月3日【王貞治さん、ホームラン世界記録】
プロ野球・巨人の王貞治選手が756号ホームラン(本塁打)を打ち、アメリカのハンク・アーロン選手が持っていた世界記録をぬりかえました。この偉業をたたえ、王さんには当時の福田赳夫首相から初の国民栄誉賞がおくられました。その後、現役を引退するまでに通算868本塁打を記録しました。

6)4995回(1986年2月14日掲載)
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86年ごろ【ファミコンが大ブーム】
「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」は、任天堂が1983年に発売した家庭用ゲーム機。85年に発売されたソフトの「スーパーマリオブラザーズ」が大ヒットし、多くの小学生が夢中になりました。86年には「ドラゴンクエスト」「プロ野球ファミリースタジアム」などのヒット作品が生まれました。

7)8394回(1997年2月6日掲載)
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97年ごろ【たまごっちが大ブーム】
96年11月にバンダイから発売されたキーチェーンゲーム「たまごっち」がブームに。画面の中の「たまごっち」にえさをやり、世話をします。海外でも30か国で発売され、97年、「人々を笑わせ考えさせる業績」に贈られるイグノーベル賞経済学賞を受賞。現在は新しいキャラクターが増え、通信機能があるものが人気です。

8)10042回(02年4月28日掲載)
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02年5、6月【日本と韓国でサッカーW杯開催】
アジア初のサッカー・ワールドカップ(W杯)が、日本と韓国で5月末から約1か月開催されました。2か国共催も史上初。日本代表は決勝トーナメントに進出(16強入り)し、韓国もベスト4。優勝は7戦全勝のブラジルでした。国内の開催都市では、海外からのサポーターらと日本人ボランティアが交流を深めました。

9)11038回(2005年8月5日掲載)
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05年【クールビズ誕生】
夏にネクタイをせず、スーツの上着を着ないという「クールビズ」が環境省の呼びかけでスタート。冷房温度を28度と高めに設定することで、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の発生を減らすねらいがあります。11年には、ポロシャツやジーパンでの勤務も認める「スーパークールビズ」も登場しました。

10)13365回(2012年5月3日掲載)
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12年5月22日【東京スカイツリーが開業】
高さ634メートルで自立式電波塔としては世界一高い東京スカイツリー(東京都墨田区)が開業しました。開業72日目の8月1日には入場者数が100万人を突破。大勢の客でにぎわっています。関東に向けたテレビ電波の送信を、今年5月ごろ「東京タワー」(東京都港区、高さ333メートル)から引きつぎます。

11)15095回(2017年3月22日掲載)
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ギネス世界記録の認定を祝う紙面で

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ギネスの公式認定証を持つ泉さん(中央右)とギネスの公式認定員の石川佳織さん(同左)=20日、東京都中央区、猪野元健撮影