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「今まで知っていたことはうわべだけだった」 3人の10代リポーターが見たG7伊勢志摩サミット

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主要7か国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)を取材した、三重県出身の朝小リポーターの服部楓子(はっとり・ふうこ)さん(小6)と朝中高特派員の山本さな子(やまもと・さなこ)さん(中3)、内海麻華(うつみ・まはな)さん(高1)からリポートが届きました。「日本の伝統や技術を世界に伝えたい」という想いは、10代にも届いていたようです。

朝小リポーターの服部楓子さん(小6)のリポート


国際メディアセンター(IMC)に向かう特急の中では、いつも旅行に行くときの和やかな雰囲気というのは一切なく、ひきしまった雰囲気がただよっていて、なかなか落ち着けませんでした。海外の人にうまく取材できるかという不安もあり、体がソワソワしていました。IMCに足を踏み入れたとたん、緊迫した空気が私を飲みこみました。不安な気持ちから一変し、「記者になったのだから自信を持とう」という気持ちになりました。

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伝統工芸コーナーでは、三重県に住んでいるのに自分が知らない数々の伝統工芸品と出合いました。どの品も後継ぎ不足や高齢化に立ち向かいながら輸入品と戦っている姿が目に映りました。日本しか出せない、手作業で細かな所まで目を配る特色が世界の人に伝わったらいいと思いました。

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最新技術コーナーには、宇宙に行った初めてのロボット「キロボ」が展示されていました。開発者の話から、何度もチャレンジし、あきらめない気持ちが成果を導いたと思います。あきらめない気持ちが大切であるということを再確認できたので、心に留めておこうと思いました。

朝中高特派員の山本さな子さん(中3)のリポート


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私はこの2日間で様々なことを学びました。たくさんの人への取材だけでなく、サミットという大きな行事を報道するテレビ局や、海外メディアの関係者の様子など、普段は目にすることがない現場も目の当たりにしました。また、日本の最新技術や三重の伝統工芸にも触れることができ、驚きの連続でした。

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まず報道関係者が集まるIMCにおいて、外務省の方たちの環境への配慮に感心しました。例えば、伝統工芸などを紹介する建物(アネックス)はサミット後に取り壊すとのことですが、建材の9割は再利用できるように作られていました。

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環境以外にも、IMCで関係者に提供される食事のメニューをどんな宗教の人でも同じように食べられるように工夫していたり、食材に三重県産を使用、また三重県産のお酒などを紹介するブースを作ったりするなど、最大限に三重のアピールがされていました。

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私もこのサミットをきっかけに海外、三重県以外の国内の人々に三重に興味を持ってもらえたら良いなと思いました。海外メディアに行ったインタビューでは、誰もが三重県は自然がきれいで、またおいしいものも多いと、好印象を持ってくれていました。たくさんの方に取材をする中で、誰かに何かをわかりやすく伝える難しさを学びました。現在、人とのコミュニケーションが薄れていると言われていますが、今回の取材を通して、人と直接話すことはとても大事なことだと思いました。相手と面と向かって表情を見ながら話した方が、お互いの気持ちがよく分かりあえると思うし、私自身の体験からだけでなく、今回の伊勢志摩サミットの一番大きな目的だと思うからです。

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三重の伝統工芸の紹介では、茶せん作りや伊勢型紙、伊賀くみひもの実演を観て、実際に話も聞きました。どの方も後継者不足に悩んでいました。伝統工芸を一つひとつ手作業で時間を掛け行うこだわりは、日本人の良さだと思います。そして手作業とは対照的な日本の最新技術でも、開発までの道のりには日本人のこだわりが生かされていると思いました。そういった昔からの考え方は受け継がれていく必要があるし、こういうお話を聞いて、私達10代がみんなに日本の伝統の良さをもっと発信していかなければならないと思いました。

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この機会に日本の昔からの良さ、また三重の伝統工芸を改めて知ることができ、海外の方たちだけでなく私自身も日本について今回再認識する良いきっかけとなりました。さらに、このサミットで行った様々な体験は、私を大きく成長させてくれました。今後、この2日間の経験を生かしていこうと思います。

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朝中高特派員の内海麻華さん(高1)のリポート


IMCに到着するとたくさんの警備員がいて、驚きました。私たちはICチップの入ったカードを受け取りました。「今から会場に入り、たくさんの方々に取材をするんだ」と興奮と不安を感じました。

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フランス、カナダ、バングラデシュのジャーナリストに、お話を聞かせてもらいました。みなさんとてもあたたかい対応で、質問しやすかったです。フランスの記者のお話の中で「フランス人は日本の文化に興味がある。今なら、『駅弁』かな」という内容に興味を持ちました。フランスは他国の文化への関心が高いそうです。外国の方に英語で質問したので通じるか心配でしたが、伝わってうれしかったです。

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伝統工芸品を伝えるコーナーでは、私の地元の「伊賀くみひも」もありました。実演を見て、作り方や歴史などを教わりました。今まで知っていたことはうわべだけで、三重に住んでいても知らないことが多くあるのだと感じました。

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この経験から、自分の知らないことがまだまだあって、もっと知りたいと心の底から思うことができました。そして、英語をもっと勉強してたくさんの人に日本を知ってもらいたいと思いました。