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安藤忠雄研究じゃなくて(マルビル緑化偽装問題について)

2014年04月05日 16時38分 JST | 更新 2014年06月04日 18時12分 JST

数日前より世間を驚かせているニュース

安藤忠雄によるビル壁面緑化の嘘、エコロジー偽装問題:

ガーデンデザイナー武部正俊さんのブログ「決してやってはならないこと」より

http://blog.livedoor.jp/omtakebe/archives/2652644.html ...

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この記事を読んだとき、正直何が起こっているのかわかりませんでした。

緑化を、、造花でおこなう?!

まさか!と思いました。

「大阪マルビル」プロジェクト のプレスリリースを読む限り、

昨年の6月に竣工!

このように緑に覆われた!キリっ!って発表してましたからね。

47NEWSの記事 でも

安藤さんは「世界に類のない高さ120メートル、直径30メートルの"大木"ができる。日本が元気のない今だから、途方もないことをやりたい」

っておっしゃっていると

ありえるんだろうか?こんなこと?

緑を増やそや、白い花やで、、とか言ってた安藤忠雄さんなのに?

ちょうど大阪の梅田で滋賀県A市と奈良県B市の公共施設見直しについての、

打ち合わせ、コンペの準備等々ですが某シンクタンクでありましたので

さっそく確認しに行ってきました。

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梅田地下街を抜けて地上に出てみると、、、、ありました。

なんか、、いい感じに緑なんですけどね。

今まさに、下から伸びて壁面を上っていくぞ~みたいな雰囲気で。

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ところが、ですね。

近づいてみると、、、

写真ではわかりにくいと思うんですが、実見するとはっきりわかります。

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リアルで造花でした、、。

ホントに緑部分、そのほとんどが造花です。

植物に詳しい人ならもしかしたらこの時点でわかるのかもしれませんが、本物じゃないから葉っぱの向きがてんでバラバラ、中にはひっくり返っている葉っぱもありますね。

写真だとわかりずらいんですが、茎のところは比較的わかりやすいでしょう。

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近くで見て光を透かすと印刷って一目瞭然です。

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ちょっと離れた写真での緑の具合はいい感じなんですが

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わかりやすくするために、

この写真で本物の植物のところはどれくらいかというと、、、

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こんな感じなんです!

モノクロ部分は全部ビニル&プラスチックの造花です。

写真撮ったところなどほぼすべてがそうだといってもいいでしょう。

現実に見てしまうと、、とてもショッキングでしたよ。

まあね、インテリアなんかで造花の効果って確かにありますよ、

喫茶店やオフィスのミーティングルームとか店舗の目隠しスクリーンとかでも、

造花の緑でもただの無機質な壁よりもいいでしょう。

でもね、ビニルとプラスチックの緑化とは予想外でしたよ。

安藤さんの言われる「日本が元気のない今だから、途方もないことをやりたい」そうですが、

ほんま、途方もないわ、あった元気も吹き飛びそうだよ。

浪速のガウディだっけ?日本を代表する建築家ですよね。

実際の緑化がうまくいかなかったらそれはそれでいいじゃないですか、

ビル壁面緑化は大変だって言えばいい。

「緑いうのは、生きもんやから人の言うことをそう簡単には聞いてくれない」

「自然との闘いです、彼らも人の思惑と闘ってる。」

とか言えば、そりゃそうだ。で誰もなんとも思わないですよ。

気長に緑化を待てばいいんだ。

それをだなあ、テレビに出て発表したいんだかどうなんだか、、そっちを優先。

これを提案した安藤忠雄氏は

「大阪の街を緑でつなぐ「緑の回廊プロジェクト」のシンボルとして、大阪マルビルの壁面を緑化したい」とか

伝統的な日本文化の深層に流れる自然との関わりを探求し、現代都市に沿った日本らしい「緑」のデザインを創造」とか

綺麗事ばっかり並べやがって、マスコミで露出できればそれでいい、

どうせ大衆なんかアホやからって、人を舐め過ぎですよ。

こんなこと平気ってことは他の仕事でも今までもマスコミ対応を優先してんじゃねえの?いろんな過去のことも偽装じゃねえの?って疑われてもしょうがないよ。

この元記事書かれた武部さんも書くかどうか苦渋の選択だったと思いますよ。

「しかしこの現状を見てしっまたが故に、いかに著名な方であったとしても批判せざるを得ない!また「絶対」という言葉をさらに強調して「このような偽物は絶対に作ってはならない!」と声を大にして叫びたい。そして大阪人のいや日本人の恥だとまで言いたい」

「~最下部の施設に植えられているのは本物の植物であるが、ビル本体のはほとんどが偽物。円筒状の壁面に細々と這い登っている姿が本来であり、時間をかけることによって成長し、やがて前面を覆ってくるのが本当の姿。偽物で一気に覆うのは、植物への冒涜でもあろう。~」

「偽物は今後どうなるだろうか。最近のはいかに良く出来ていようと造花は造花。生きてはいない。やがて太陽光で風化し、ごみとなってバラバラ落ちてくるのが予測できる。たとえヘデラが良く茂ったとして、それらの蔓はこの造花に絡みつく。選別して取り外すことはおそらく不可能になるだろう。」

「ごみとして落ちてくるなどはまだ二の次だ。このように大々的に大金を掛けて、偽物を展示して良いものだろうか!このような偽物を「緑化」と呼んでよいものだろうか!これが緑化なら、緑のペンキを塗っても緑化になってしまう。」

という武部さんの心配どおり、この造花の葉っぱが何枚か落ちてましたよ。

風に吹かれて、、

一枚拾って帰りましたが、造花ゆえ、このとおりいつまでもピンピン緑だよ。

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これは記念にしまっておく!

安藤忠雄さん、

いったい貴方は何と闘っているんですか?

貴方の語る夢とはいったいなんなのでしょう?

教えてください。

(2014年1月30日「建築エコノミスト 森山のブログ」)