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膵臓がんと告知されたお母さんの日記(第10話:「今年の目標はただひとつ」)

息子にしてあげられないことが多すぎて悲しくなりますが ...

2017年09月05日 11時40分 JST | 更新 2017年09月05日 11時40分 JST

不定期でブログを投稿させていただきます、西口洋平と申します。

妻と小学生のこどもを持つ、一般的な37歳男性です。 「ステージ4のがん」であることを除いては。

がんだと宣告されたときに、おぼえた孤独感。仲間がいない。家族のこと、仕事のこと、お金のこと......相談できる相手がいない。同じ境遇の人が周りにいない。ほんとにいなかった。

それなら自分で仲間を募るサービスをつくろうと、ネット上のピア(仲間)サポートサービス「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」を、2016年4月に立ち上げました。

子どももいて、地元には親もいる。仕事やお金...... 心配は尽きません。 そんな僕みたいな働き盛り世代で、がんと闘う人たちをサポートしたい。そんな思いから、抗がん剤による治療、副作用と付き合いながら、仕事と並行して、地道に活動を続けています。

西口洋平

キャンサーペアレンツのFacebookページで活動情報をアップしていきますので、「いいね」をお願いします。

取材記事36歳の末期がん患者が、娘に残すために始めた「最後の仕事」

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膵臓がんのナオさん。

2015年6月にがん告知を受け、手術や抗がん剤治療を経験。2016年に再発し、抗がん剤、放射線など様々な治療を行うものの、現在は無治療で生活。小学校一年生の息子さんと旦那さんの三人暮らし。

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ナオさんがキャンサーペアレンツに登録したのは、2016年9月。

発信するのは苦手とのことで、キャンサーペアレンツに登録するまではブログや日記などを書いたこともなく。そんなナオさんの日記を、ご本人の了承のもと、これから一つずつご紹介をさせていただきます。

第1話「はじめまして」コチラから

第2話「思い出の屋上」コチラから

第3話「旅行の効果」コチラから

第4話「息子の運動会に、思うこと」コチラから

第5話「放射線治療(一旦)終了」コチラから

第6話「角膜提供の話」コチラから

第7話「医療用麻薬、開始」コチラから

第8話「医療用麻薬、開始 その2」コチラから

第9話「生かされている、私」コチラから

キャンサーペアレンツは、子育て世代・就労世代のがん患者のコミュニティであり、様々な社会的な接点の中で生きています。こども、家族、仕事、地域、普段の生活、将来への不安。がん患者への偏見や誤解など、まだまだ「がんと生きる」ということに対する理解が乏しいというのが実態です。キャンサーペアレンツでは、ここに集う方々の意見を『声』として広く世の中に発信し、がんに対する理解を広げ、がんになっても生きていきやすい社会を実現すべく活動を行っています。

■投稿日

2017年1月6日(金)

■タイトル

今年の目標はただひとつ

■本文

あけましておめでとうございます!

この挨拶ができることに喜びを感じます。

年末年始は両家とも実家には帰らず、家族だけでゆっくり過ごしました。

息子がサッカーを習っているので 蹴鞠の神様に初詣に行ったり、ちょっと贅沢なお取り寄せをして、甘海老(息子の大好物!)や蟹を食べたり、昼間からビールを飲んでお昼寝したり、御所をフラフラとお散歩したり、とにかくぐうたらに楽しく過ごしました。

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しかし医療用麻薬とお酒は相性悪い... 強烈に眠くなります。意識失うのに近いようなようなすごい眠気!笑

子供とふたりきりのときは飲めへんなぁ...

主治医に「医療用麻薬飲んでからお酒飲んでもいいですか?」って聞いたら、「全然いいけど、いつもより酔っ払っちゃうかもしれないから気をつけてちょっとずつね」と言われた意味がわかった。。

うん、ちょっとずつ飲もう。 でも飲む

おみくじは大吉!

(この状況で?というツッコミはナシで... 笑)

「毎日を今日しかないと思って過ごすこと」「耐え忍び、我慢すれば最後にとてもいいことがある」

というようなことが書いてあり、勇気付けられました。

ジタバタしない!必要なものは向こうからやってくる!と、信じる。

治療法をあれこれ模索したり、自分だけが生き延びることを考えないで、先生方を信じて、今できることを一生懸命やって、私は心穏やかに日々を過ごす派でいきたいと思います。

とにかく、今年は息子の卒園式と入学式!

入学の準備もたくさんしてあげよう。

少しでも自信を持って小学校生活に挑めるよう、昨年から苦手なことに敢えてチャレンジさせたり(それが運動=サッカーなのです)、得意なことを伸ばして自信をつけてあげたり、長く座って勉強できるよう、家でも勉強を見てあげたり。

少しでも私にできることを探してやっています。

他の健康なお母さんに比べたら、してあげられないことが多すぎて悲しくなりますが、私なりに少しでも息子の人生の役に立ちたいです。

それを息子が覚えていなくても。

主治医に「入学式、出席できますかね〜」と言うと、「4月でしょ!? それは絶対大丈夫だよ!」と笑ってくれて、ホッとしました。

突発的なこともあるでしょうし、この病気に絶対がないのはわかってるけど、でも嬉しい。

大丈夫かなぁ。

行きたいなぁ。

楽しみやなぁ。

それを励みに頑張ります。

さて、昨日からすでにケモ始め(嫌だ)。

そして放射線治療の準備もしてきました。

ちょっとでもよくなるように、先生任せにしないで私も努力しなくては!

いつもとりとめのない日記ばっかりダラダラと書いている私ではありますが

皆様、今年もどうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

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(第11話へつづく)

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