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「県議会議員なのに裏方なの?」~挨拶が目的化している現状に疑問を投げかける~

そもそも「議員は偉い」という議員の認識がこうした発言を招いているとしか思えない。

2018年01月03日 18時29分 JST | 更新 2018年01月03日 18時29分 JST

市議の頃と比較すると、式典やイベントにお招きいただく数は3~5倍に増えた。これは県や市が主催する公式な式典から、各種団体からご招待されるイベントなど、内容は様々である。政治色や地域性が強いイベントとなると、両県議(我孫子市は自民党と無所属の筆者2名が選出されている)とも呼ばれるわけではない。主催母体が自民党系のイベントには筆者は呼ばれないこともあるし、逆もしかりである。

私はお招きいただいたイベントにはほぼ100%を目指して出席するようにしており、議会等でどうしてもお伺いできない場合は祝電を送ることにしているため、もし私を見かけなかったら呼ばれていない、と考えてほしい。

それはさておき、私は県議会議員としての活動を軸にしている一方で、地元自治会や障害者福祉の役員、複数のボランティア団体のメンバーとしても地域で活動をしている。

水野友貴

市議時代から普通に住民の皆さんとともにお祭りなどイベントの打合せ段階から準備や後片付けもしているし、それは県議会議員に当選以降も変わらない。しかし、「県議会議員になった水野さんの役職を変えた方が良いのではないか」とか「ゆうきちゃんをもっと前に出すべき」と地元の皆さんからお気遣いをいただくことが増えた。有り難いお言葉だ。

そして同じ千葉県議会議員から「県議なのに裏方やりすぎじゃない?」と言われることも多い。

「県議会議員なのに」と言われるが、私は「県議会議員だからこそ」裏方をするのだ。そもそも「議員は偉い」という議員の認識がこうした発言を招いているとしか思えない。

もちろん「選挙で選ばれた」ということは事実であるし、またそういう認識を植え付ける職員教育をしている自治体は政治家と職員の関係性がしっかりとしている。しかし、一部の重鎮や巨大政党所属の政治家の傍若無人ぶりが行き過ぎていることも事実であり、彼らから見れば「水野みたいな政治家が議員の威厳を下げている」と感じるのかもしれない。しかし、私は「そういう一部の人による偉い政治はやめよう」ということをモットーにして当選させていただいている。

我々は自分自身が持つ政策や理念と同時に市民・県民の声を地域の中に入って行き、一緒に汗をかいてしっかりと現場で聞いて議会で議論することが何よりも大切だと思っている。

水野友貴

実際、我孫子市議の頃は県議の今よりも数倍、時間の融通が利いたし、市民と接する時間も多かった。しかし、県議会議員となってからは、議会中(約4か月間)はほとんど千葉市(千葉県庁)におり、我孫子市に帰れない日々が続く。県全体の意見もいただくため、睡眠時間もグンと減り、その仕事量は膨大であることも事実だ。だからこそ、地元にいる時間はやはり街の皆さんと接して直接話すべきであり、議会で行われている議論を皆さんと共有すべきであり、送り出していただいた皆さんに対して自分の活動をあらゆる手法で伝えるべきだと思うのだ。

更に裏方として関わることで私の役割も明確になる。例えば、何かを企画したり、新しいことを行う際、行政へ掛け合わなくてはならないことが多々ある。そういった中で、県や市の何課にどう折衝して良いかわからない、という団体の架け橋となり「できないこと」を「できる」方向にもっていくこともできる。苦労してイベントを開催する団体の裏方の仕事を知っているからこそ、挨拶を頼まれたときに良い挨拶ができる、というものだ。つまり、私は政治家とは挨拶をすることだけが目的ではない、という認識だ。

1日のうちにたくさんのイベントに挨拶しにだけ歩いても、地域のことは何も見えてこない。そもそも、メンバーの一員として、みんなで一緒に何かを作り上げたり、一緒に参加した方が断然楽しいのだ。

水野友貴

表で「来賓」という形で目立たなくても、皆さんの活動を支えていくことが私の役割だと思うし、県議会議員としては、地道に駅頭や街頭、県政報告会と、顔の見える活動を存分にしている。

地方政治家である限り、私のこのスタンスは変わらないだろう。

水野友貴