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藤沢祐子(wasabi) Headshot

子連れ家族やカップル、夫婦で海外移住やノマドは可能?実例を紹介

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どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。

海外移住や海外ノマドについての情報を積極的に紹介している当ブログですが、たまに「子連れの海外移住についての実例を教えて欲しい」という声や「若くないけれど今から海外に移住できるか?」というような声をもらうことがあります。

男女ともに独り身が大多数を占めるデジタルノマドシーンですが、まだまだ一般的に知られていない「カップル」や「家族」でのノマド旅にフォーカスを当てた動画があるんです!今回は世界初のデジタルノマドを追ったドキュメンタリー『One Way Ticket』のエピソード「Love, Family and Travel: It's Possible(恋愛、家族、旅の両立は可能?)」から実例を抜粋して紹介します。

ケース1:国際結婚家族の子連れ海外ノマド


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ドイツ人夫+ポーランド人妻+子供2人海外を転々としながら暮らすデジタルノマドライフを実践しているこの家族。子連れで1週間の海外旅行でも大変そうなのに、子連れで海外デジタルノマドライフを実践している家族がいるのは驚きです。なんだか苦労ばかりが思い浮かばれるかもしれませんが、夫がインタビューで言った言葉が印象的でした。

「子供がこれが欲しいあれが嫌だと駄々をこねて道に座り込むと本当にイライラするけど、それは旅に関係なくどこでも起こることですよね。

自分の国に住んでいても、外国に住んでも子育てが大変なのは一緒。これって、私が前に書いたノマドも会社員も大変なのは一緒という話に共通するところがありますね。

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それにしても、子供と旅をしてみたかったと言う妻のコメントがパワフル。「最初は上手くいくか分からなかったので、お試しとしていつでも帰ってこれるように車で11ヵ国を旅したんです。そしたらすごく楽しかったので、もっと子供を作ってもっと旅しようと決めました!」

また、子供たちが早い段階から「世界には1つの言語や考え方だけではなく、多様な言語や考え方が存在する」ことを自然と理解できることが教育面での良いことだそう。そんなふうに幼い頃から多様な価値観に触れることが日常になっていると、もはや「国際感覚」という概念すらこの子たちにはないのでしょうね!ノマドするからこそ得られるアドバンテージというのはたしかにありそうです。

ケース2:"終わらないハネムーン"を満喫する夫婦


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起業家/作家の夫とUpworkというクラウドソーシング会社でシニアマネージャーとしてリモートワークをしている妻。夫の職業の性質上場所に縛られない働き方が可能なのは想像できますが、妻は通勤義務のある会社員でした。どうやって会社から許可をもらったのでしょうか?

妻:「Upworkの社員は週に1回リモートで働くことが許可されているんです。そこで私は最初に週2日リモートデイが欲しいと上司に言いました。そこから3日、4日、5日と増えて、ある日冗談で旅しながら働いてみたいと言ったら、上司は意外にもすごく応援してくれたんです!それから1年後、今ここにいます。」

海外移住を検討しているけれど、フリーランスになる勇気がないという人はUpworkのように"リモートワークに寛容な会社"を選ぶことは1つの手です。そういう会社は日本ではまだ少ないかもしれませんが、(株)ソニックガーデンのように先進的な企業もすくなからず存在しています。気になる方はぜひ私の書評も読んでみてください。

ちなみに、カップルでのノマド旅を検討している方へ彼らからアドバイスをするとすれば、「結婚する前に(旅に出る前に)一緒に暮らしてからお試し実験をした方が良い」とのことです。

ケース3:夫がオフィスから動けない仕事なのにノマドを実現した夫婦


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こちらは弁護士の夫と作家の妻という組み合わせ。リモートワークができる職種はデジタル系の仕事に限られている印象を受けますし、それは一部事実です。でも、「弁護士」という一見リモートが想像できないような職業でもリモートで動かす準備をすれば実現可能だったのだそうです。

夫:「私たち夫婦の最大の問題は私の仕事でした。彼女の仕事はかなりフレキシブルですが、私の仕事はノースカロライナ州の弁護士事務所のクライアントがいる場で働くことが常識でした。数年かけて1つ1つリモートで機能するように動き、どこにいても事務所を運営できる体制にしました。

妻:「私たちは数年かけて仕事環境を整え、数年かけて家や所有物を手放し、その間子供を巣立たせてということを同時並行で行いました。一朝一夕の話ではありません。

身軽なシングルと違って、やはり夫婦や家族での旅は何倍もの準備期間がかかります。華やかそうに見える生活の裏には多大な時間と努力が費やされていることがうかがえる良い例だと思います。また、夫婦でのノマドの利点を語っている夫がちょっと面白かったです。

夫:「カップルや夫婦でノマドは良いですよ。集中すべき人がいて孤独にならないし、話し相手がいますから。一方、若いノマド達はTinder(デートアプリ)でスワイプ&デートしまくっているでしょ。私たちはその様子を微笑ましく見ていますよ。まぁ結婚してるとそれができないってのは逆にディスアドバンテージかもしれませんね!(笑)

カップル夫婦・家族でのノマドや海外移住は「お試し」がキー


上記3例を見ていくと、3つに共通しているのはどのケースも、「お試し期間」や長い準備期間をかけていたことです。トラブルや予想外のことがたくさん起きる旅のなかで関係性が壊れてしまう可能性やそれによって仕事自体がうまくいかない可能性など、一人で旅をするときよりも多くの心配があるからです。

でも、重要なのは心配を心配のままにせず、まずはとりあえず「お試し」をしてみる。なにかがあればいつでも戻ってこられるような状態で少しづつ一歩を踏み出していくことが複数人でのノマドや移住にとって大切なことかもしれません。

世界初!デジタルノマドを追ったドキュメンタリー『One Way Ticket』を会社員こそ先取りチェックしておくべき理由

(2016年9月11日「WSBI」より転載)