ツイッター、LINE、ハフポスト トップが語る「ネットメディアの可能性」

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ツイッター・LINE・ハフポスト トップたちが考える「ネットメディアの可能性」 | HuffPost Japan
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<パネルディスカッション>
■登壇者(敬称略)
アリアナ・ハフィントン、
松浦茂樹日本版編集長、
近藤正晃ジェームス(ツイッター日本法人代表)
田端信太郎(LINE執行役員)

松浦氏:来るべきネット選挙に向けて、みなさんがどのように対応されるのか。ご意見をお伺いしたい。

近藤氏:ネット選挙というテーマについて興味深いのは昨年のアメリカ大統領選。投票日だけで3100万ツイートが行われた。ネット上での活発な議論を見て、選挙が変わるという印象を持った。日本でも政治家と有権者の意見の伝え方が変わる。メディアの解析も進んでニュースのサイクルも変わるんじゃないか。ハフィントンポストが選挙のあり方を変えてくれるのではないかと楽しみにしている。

田端氏:LINEでNAVERまとめや広告統括を担当している。松浦さんとはWIREDなどで一緒に仕事した仲なので、ぜひ成功してほしいと思っている。ネット選挙については正直なところ危惧している。議論は盛り上がっているが現実はどうなるか。参院選に向けてのネット上での世論情勢と選挙が終わった後の状況を比較した時、ネットメディアがどれだけ影響を与えられたか。実際にはサイレントマジョリティーの声が大きいということが明らかになるのではないかと思っている。ネットメディアの真価が問われると思っている。

松浦氏:アリアナからアメリカの事例を紹介してもらいたい。大統領選でネットメディアがどれだけ影響を与えられたのか。

アリアナ氏:このような規制緩和が日本で実現したことに驚きとうれしさを感じる。ソーシャルメディアが使われるようになったことで、変革の時期を迎えているのだと思う。アメリカではツイッターの影響が大きい。ツイッターはニュースをリアルタイムで出していくことができる。それだけでなく、他のソーシャルメディアとの相乗効果もあった。これは避けて通れない変革。これまで声として表に出てなかった人の声を届けられるのではないか。

田端氏:ハフィントンポストがネット選挙とどう向き合うかということと、LINEやツイッターなどの技術的なプラットフォームがどう使われるかはレイヤーが違う。アリアナが銃規制の賛成派であるということは自明。彼女がそれに影響を与え行きたいという姿勢もわかる。参院選で争点になるようなことをハフィントンポストはどう伝えていくのか。なぜハフィントンポストにコメントを書くのかというと、期待感があるからコメントを書くんじゃないか。「我々はこの政党、政治家が勝つと思う」など、立場を明確にするというのをぜひやってほしい。「KINGメーカー」のようにメディアとしての影響力をぜひ見せつけて欲しい。ハフポに書けば社会が変わるんじゃないかという期待を持たせてほしい。

アリアナ氏:ハフィントンポストとしては基本的には論説というスタンスをとり、一人の候補者を熱心に応援するということはない。しかし、私たちのスタンスとしては、例えば,雇用ならばみんなが仕事についてほしいという思想はある。安倍首相は様々な投資をし、成長の矢ということで経済刺激策を出しているので、雇用を促進できるのではないかと思う。その意味で私たちはこの成長戦略を支持している。ここで試してみればいい。たとえば安倍首相の「3年間の育児休暇」について、ツイッターなどを使ってオープンにディベートをしてみたらどうか。賛成か反対か、反対なら代替案をどんどんリアルタイムで出していく。そういう対話が選挙でも使える方法だ。

松浦氏:日本においても、イシューのどれが最優先事項なのかを考えるべき。衆院選でも原発問題などが争点になるはずだったのに、政策論争までには至らなかった。私たちはまずユーザーの声をあつめ、疑問をなげかけ、問題を掘り出していきたい。ユーザーとしてのイシューが分かった段階で「こうしたらどうか」とユーザーに意見をぶつけていく。

松浦氏:近藤さんにお聞きしたい。ソーシャルメディアという部分でデータとして誹謗中傷があふれかえることもある。ツイッターでも選挙でのネガティブキャンペーンなどやろうと思えばできるが、どう対応しているのか。

近藤氏:誹謗中傷の議論はとてもむずかしい。たとえば、オバマチームで「Truth Team」というのがあって、誹謗中傷について、真実はこうなんだと反論してプレスに説明、ソーシャルメディアでも拡散させているサイトがあった。民主主義の中で喧々諤々の議論をしていくなかで、イシューに対してできるだけ多くの議論がなされることが大事。なりすましを防止できることも大事だし、イシューごとにTruth Teamのように反論がきちんとできるようにもっていきたい。ハフィントンポストに期待しているのは、たとえネガティブな意見だったとしても、議論にとてもインパクトを与えるものもあるので、誰がどういう意見に賛同しているのかを見定めてもらうこと。コメントをつぶすのではなく、議論を深化させていって欲しい。

田端氏:LINEはメールのような機能なので、誹謗中傷といった概念にあてはまりにくい。LINEの中ですべての人に開かれた議論が巻き起こるということは想定していない。たとえば、書評についてはアマゾンのレビューが基準になっている。ネット上のオピニオンはハブもなく、中立的な形でやるのは難しい。アメリカならうまくいってるかもしれないけど、日本でどうするのかなと興味がある。フェアにふるまってくれるニュートラルなジャッジなんだという信頼感は、どう出せるのか。編集長という生身の人間がジャッジすることの限界はどうなっているのか、サラ・ペイリンのような人が寄稿したいと言っても受け入れる?

アリアナ氏:もちろん。どのような意見を持っている人であれ、誹謗中傷でなければ自分の意見をハフィントンポスト上で自由に言える。ハフィントンポストが一番大切にしていることは真実を求めること。それは世界中にあると信じている。ジャーナリストとして、真実は何かということを人々に示していくのが我々の仕事だと思う。銃規制についてもいろいろな論争があるが、究極的には「自分を守るためにはどうしたらいいのか」ということについての意見を募っているのだ。

近藤氏:2年前、アリアナさんとダボス会議で会ってコーヒーを飲んだことがある。私はハフポ日本版立ちあげに期待を持ったのは、日本のライフスタイルだとか食とか、メディテーションだとか、どのように暮らすかということについて西海岸で非常に注目されている。僕自身は海外にいってもこれらは日本の強い価値だと思っている。フードライター、ライフスタイル、禅僧の人だとかそういう人たちにブログを書いて欲しい。世界にここから進出していって欲しい。

アリアナ氏:他の方ではなく近藤さんに書いて欲しい。ツイッターという最先端の技術に携わりながらも、坐禅を組むなどの伝統を身につけていらっしゃる近藤さんにその物語を書いて欲しい。

アリアナ氏:ラインには可愛いスタンプがたくさんあるが、どういう風に選んでいるのか?

田端氏:社内のクリエィティブディレクターが作っている。各国でコミュニケーションの仕方は違うが、使われるスタンプの傾向は、台湾、スペインなどで共通した傾向がある。喜怒哀楽のベーシックなパターンは言語、文化、人種を超えてユニバーサルだと思う。

松浦氏:時間になりました。続きは、ハフィントンポスト日本版でそれぞれ記事化していきたい。

以上

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