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汚染水問題 東電の広瀬直己社長が閉会中審査に出席「影響はコントロールできている」

2013年09月29日 01時57分 JST | 更新 2013年09月29日 01時57分 JST
時事通信社

9月27日、衆議院の経済産業委員会は、東京電力福島第1原発の汚染水問題について、閉会中審査を開いた。参考人として、東京電力の広瀬直己社長が出席した。

広瀬社長は冒頭の説明で「ご心配、ご不便をおかけし、申し訳なく思っている」と謝罪した。汚染水問題については「どういうふうに水が流れて、どこがどういうふうに汚染されて、どこが汚染源なのか完全にはまだつかみきれていない」と述べた。

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日本維新の会の今井雅人衆院議員は、アメリカ・原子力規制委員会(NRC)の元委員長、グレゴリー・ヤツコ氏がこの問題について「現場は努力しているが、事態は制御不能なところまで来ている」と述べたことについて触れ広瀬社長に質問した。「安倍総理は(国際オリンピック)委員会の総会で『状況はコントロールされている』と発言したが、一般の国民にはコントロールされているのかどうかわからない。現状はどういうふうにとらえているのか」という今井議員の質問に対し、広瀬社長は次のように答えた。

安倍総理の発言については、湾の外に影響が及ぶということは全然ないという主張だと聞いている、これについては、全く同じ考えを持っている。もちろんそう言っても、トラブルは発生している。それはしっかりコントロールしていかなければならないが、外への影響という点についてはしっかりコントロールできていると思っている

東京電力の山下和彦フェロー(技術顧問)は9月13日に福島県郡山市で開かれた民主党の東電福島第一原発対策本部会議で「想定を超えてしまうことが起きているのが事実だ。今の状態はコントロールできていないと考えている」と述べ、安倍首相の国際オリンピック委員会(IOC)総会で述べた見解と、認識が食い違っていたが、東電側が国会の場で公式見解を示したことになる。

MSN産経ニュースによると、国会で汚染水問題が取り上げられるのは今回が初めてのことだ。閉会中審査は30日にも開かれる予定で、茂木敏充経済産業相と原子力規制委員会の田中俊一委員長が出席する予定だという。

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